新 お気楽日記

日常を徒然なるままに。

祖母

夫の祖母が入院しているんです。初老の域に達している夫の祖母だから無論年齢もそれなりで、秋には百歳になる人です。彼女本当に気持ちが元気な人で、ついこの間までは自営業の酒屋の店番もしていたし、自分の布団の上げ下ろしもし、台所にも立つという、私にとっては憧れにも似たものを抱く人です。
とにかくかっこいいんですよ。ある程度の年までは(←年が年なのでこの辺アバウト)学校の先生をしていたそうで、そのあと伴侶と共に酒屋を始め、近所のちょっと家庭に事情のある子を勝手に(←ここポイント!)自宅に住まわせ、4人くらいいる自分の子(←これもアバウト)と一緒に育て上げて社会に送り出し。今では曾孫まで一緒に住む大家族。二世帯住宅とかいうような洒落たモンじゃなくて、昔ながらに全員一緒に過ごす家。

その彼女が心臓に異常があって入院したというから、さすがに私も覚悟を決めましたが。ここからが彼女の凄いところでね。弁に異常があるということでペースメーカーを入れる手術を受けました。正直ね、最初「もうそんなことしなくても」と思ったんですよ、私は。でもお医者様が「できる」と言ったそうで、家族も本人も「する」と言うのでして。手術も無事済んで、3日後にはもう車椅子で移動しながらリハビリにも取り組みはじめていて。
義母の話では不満も弱音も吐かずに頑張っているらしい。周囲が「病院なんだから痛いところとか言っていいんだよ」と言っても「大丈夫」と返すだけ。それどころか看護士さんに「大変だね」「早く休みなさいね」と声を掛けてあげるのだとか。

ボキャ貧なので上手く書けないのだけれど、とにかく彼女は素敵でかっこいい!離れて暮らしているので会いに行くのもままならないけれど、私は彼女が大好きなのです。
何をどうやって生きていくとそんな人になれるのか?その域に達するには自分も百まで生きるしかないのかも…なんて思っちゃったりして。
健康診断でランクEの診断が出てきたくらいで「ぐへえ」と萎れている場合じゃないだろうと思うのでした。