新 お気楽日記

日常を徒然なるままに。

ぼくの妹第10回

もう10回かあ〜。先週は個人的に盟先生祭り状態だったので、今周はどうなることやらといろんな意味で興味深々。
まずは何より手術シーン。目しか見えないってのは、いいもんですね(笑)。でも九鬼の手術では鼻歌は出ないんですね。聞きたかったなー。てーか、手術成功なんだ。そりゃ失敗して九鬼が死んじゃったら話が終わっちゃうので、そりゃーないだろうとは思ってましたけれども。だからと言って「九鬼と僕が共に手を携える最初で最後の戦いだ」なんて言うとは思わなかったな。憎々しく思いながらもフンと鼻を鳴らして手術を成功させて「お代は出世払いでいいぜ。利子もつけるからな、覚悟しろ。俺の取り立ては町金よりも激しいぜ!」ぐらいのブラック盟先生になって欲しかった(だんだん妄想が酷くなってくる)。
男と男の話も良かったなー。初めてお兄ちゃんがお兄ちゃんに見えましたもん。そりゃ幸せにできないならとっとと別れろってのは、本気で妹を思う兄ならば当然ちゃ当然だし。命を助けてもらったからにはこれからどうしたら良いのか本気で考えるのも納得。これまで卑屈になったり、意地になったりして、どこかわざと遠回りしていた節もある九鬼が、本気で自分の人生を考え直すっていうのは、亡くしたハズの命だけに大事なところですよねえ。矛盾するようだけれども、自分の人生をしっかり考えるっていうのは盟先生への一番の恩返しにもなるわけで。
誰かと話をしたかったという妹がお兄ちゃんの部屋に来ていたところも、迂闊に胸がきゅんとなってしまった。疲れてんだと言いながら、話を聞いてあげるあたり。こんなお兄ちゃんがいたら九鬼なんかゴミに見えませんか(酷)。そのあとの明け方のベッドもたまらん画ヅラだった。青い光に照らされるお兄ちゃんの疲れた表情の悩ましげなことと言ったら。やっぱり明らかに先週からお兄ちゃんの男度&セクシー度があがってる(笑)。

今回実は一番良かったなーと思ったのは、意外なことに理事長娘ハートブレイクのシーン。この娘さん、出番は少ないし、浅いキャラだし、それすらブレるしで、気の毒なことが多かったのだけど、今回のあのハートブレイクで彼女のキャラに一本筋が通ったかなと。彼女とて一人の女性で、素直に盟先生に恋してたんですねえ。一瞬もらい泣きしそうになったのは、自分がたぶん理事長娘タイプだから(地位も名誉も金もないけど)。意地っ張りな女は損。

さて。話は戻って。
そうなるとやはり九鬼も男。ダメダメな自分を支えてくれてる妹の存在は大事だけれども、それが俺の人生か?というところに立ち返るわけですな。ようやくマトモな男になったか(笑)。しかーしこれに憤慨しまくる妹。お兄ちゃんが命助けてくれたってのもう忘れちゃってるんすかね(笑)。兄弟だからこそ、そういうことに恩だとか貸し借りだとかを感じずに言えるんだろうけど、それにしたってなー、いくらお兄ちゃんが焚きつけたとはいえ、大人の男の判断だもの。九鬼の本音の部分を感じ取れない自分を恥じるべし。
お兄ちゃんにそんなに食ってかかるなよ〜。お兄ちゃんをこれ以上困らせるな!あんな素敵なお兄ちゃんに不平不満を言うなー。
なんだか来週はもうストーリー的にクルージング状態ですか(笑)。なんか面白くなりかかってきたところで終わるんですね。最初の7話くらいを飛ばして、いきなりここからで良かったんじゃないですかね。里子さんてば死に損だったかも…。

個人的にはそのあとの「官僚たちの夏」の予告にうふっとなりましたけどもね。とりあえずあともう1回名残惜しみながら見るとします。