新 お気楽日記

日常を徒然なるままに。

桑の実

母が出かけたお土産だと、なんとパック詰めの桑の実を買ってまいりました。うひゃ〜桑の実ってパックに入れて売るもんだったんですねえ。写真を撮るのをすっかり忘れてしまいましたが、ミニトマトが入っているような小ぶりの容器で1パック200円。高いのか安いのかイマイチわかりません。

私が子供の頃は学校には桑が植えてあるもんでした。3年か4年くらいで確かクラスごとに蚕を飼ったんですよねえ。当番の子が餌の桑の葉を裏庭から取ってくるのが決まりでした。そのために桑の木は学校には必ずあるもんなんだと思ってました。どーやら今はそういう授業はない様子。娘も「そんな木は学校にはないと思う」と申しております。

正直ヘタレなこと言いますが、私はあの手の生き物が死ぬほど苦手でして、教室の中にあれがいる…と思うだけで背中が痒くなり、本気のじんましんを出すバカタレでした。でも生理的にそういう反応を身体が起こすのだからしょーがない(笑)。でも観察はしなくちゃいけない。
ボール箱に仕切りをつくって各部屋に一匹ずつ蚕を入れると不思議なことに彼らはちゃんと一部屋ずつを使って繭をつくるんですよねえ…。近づいて観察するのは血の気が引いて卒倒しそうでしたけど(大袈裟じゃない!)、それでも嫌がるのはいけないことなんだ!と強く思い込んでいたため、無言で横目でちらと見て適当に観察ノートをつけた覚えがあります。
今もその「べ、べつにへーきだもん」という強がり演技だけは続いておりまして、お陰で上の子はダンゴ虫だのヤゴだのナメクジだのを捕まえて喜ぶような子に育っております。ただ不思議なことに下の子はそういう姉と一緒に遊んでいるにも関わらずハエ一匹部屋の中に入ってきても「むしむし〜むしがいるう〜〜〜」と騒ぐタイプ。何かトラウマになるような出来事があったのか?それとも遺伝でそういうタイプというのがあるのかどうか(ないよな・笑)?
自分がそうだから窘めるのにも説得力がありません。とりあえず「騒ぐんじゃないわよ!うりゃ!」とハエクラスはハエ叩きで応戦して凌いでおります。バッタ出現のときは上の子にお願いしました(汗)。因みにゴキブリは家の中を這い回っているんだわ〜と思うことそのものが嫌なので、発見したら気合イッパツ横目で睨みながらスリッパで叩きのめします。因みに夫は蛾でもイモムシでも素手でほいほいと捕まえます(だから結婚したという説もある)。

で、話を戻しますと、そんな蚕にあげるための桑ですが、ちゃんと実がなるわけでして。下校途中に男の子たちと一緒にとって食べては口の周りを紫色に染めておりました。桑ってそういうもんだと思ってました。それが今や1パック200円。ちょっと酸っぱくて懐かしい感じもしますが、なんだか昔食べたのはもっと甘くて味が濃かった気がするんですよ。私の味覚がいい加減なのか、桑の実の味が実際違うのかわかりません。
とりあえず子供たちは大喜びで食べまくったのでした。