新 お気楽日記

日常を徒然なるままに。

プランニングはじめの一歩

ネタがない日はこれを書くに限る(笑)。
さて、ショールーム1回目に早くも営業I氏のさり気ない策略に嵌められ(←人聞き悪い)、意気揚々とプランニングのお願いをしてしまったお調子者の夫婦。有料だというのに「まあこれぐらいなら」と思えたのも、I氏のキャラに惚れたから。無論いくら馬鹿夫婦でももうちょっといろんな要素はありました。展示場のモデルルームが気に入っていたこと。工法が好きだったこと。注文住宅という言葉に嘘のない本当の注文住宅だったこと。貰う冊子に載っている実例集が結構好みのツクリだったこと(あ、ちょっと仕事モード入ってしまった…)。
その数日後には、早速営業I氏と敷地調査の業者さんがいらっしゃる。来るの早いなあ〜。しかも業者さんもまたテキパキとした方々で、午前中一杯測量だの地盤調査だのを行ってお帰りになられました。

んでもって、その1週間後ぐらい。どきどきしながら初めての打ち合わせに挑む私たち。I氏とともに現れたのは、穏やかな風貌に若干博士くんテイストを注ぎ込んだような設計A氏。きっちりご挨拶をさせていただいた後、さあどんな家を建てようか?というところ。
測量ついでに(ついでってわけじゃないんだろうけど)、隣家との接近度とか日照状況なんかもきっちり割り出してくれていたようで、それに基づいてプランを作るのですが…。
我が家の出した条件は主に

  • 2Fリビングで日当たりを良く(窓でかくね!)
  • 夫の膨大な本を収納できる書庫が必要(人目につかないようにね!)
  • 私の仕事部屋が欲しい(できればリビングの近くにね!)
  • 北側が道路を挟んで公園なのでそれを活かした間取りに(木々が眺められたりするとなおよし)

の3つ。
あと子供部屋がどうとか、ガレージを1台分とか、そんなのはまあ誰の家でもそうだと思うので省略。
あとはあちらの質問に答えていく約3時間。例えば「お風呂は寝る前に入る派?それともご飯の前派?」とか「なんでそんなん答えるんじゃい」と思うようなのがいくつも。結局我が家のライフスタイルを洗いざらい話さねばならないという、恥ずかしい事態だったのです。
旦那さん夜中まで帰ってこないんですか?とか、じゃあ夕飯は親子三人で食べるんですね?とか、奥さん一体どんな仕事してるんすか?(←そんな言い方してない)とか、旦那さんその蔵書本当に読んでるんですか?とか、読む場所はどこなんですか?とか、お風呂は親子皆で入ったりしますか?とか、夫婦の寝室は1部屋でいいんすね?とか、ベッドはダブル?シングル?とか、お化粧は洗面所で?とか、食器随分いっぱい持ってるんですね?とか、服はそんなにいっぱい持ってないんですね?とか、あれやらこれやら根掘り葉掘り(笑)。
マジで寝室1部屋でいいかどうか真剣に悩みそうになりました(笑)。そんな悩んでいる私を見られているのが恥ずかしいじゃないですか。ああ私にもまだそういうオトメな羞恥心があったのね…と思わず頬を染めたりなんかしちゃって。
皆さん!設計フリーの注文住宅を建てるということは、己のちょっと隠しておきたい生活まで洗いざらい他人に話すということですよ。ちょっと言うの恥ずかしいこととかもあるんですよ…ところどころ。しかしそれを隠してしまったら思い通りの家は建たないんですよね。ええもう初対面だろうが何だろうがガツンガツン喋らなくちゃ始まりません。
以下最悪に頭悪そうな受け答えの代表。巨大な昔ながらのアップライトピアノをどの部屋に入れるかで思案中のこと。
「誰が弾くピアノですか?」
「今のところ誰も」
「……」
「なんとなく捨てられなくて」
「リビングに置くという手もありますよ」
「絶対嫌です」
「それは何故?」←これ設計A氏の口癖
「え、ええと。見た目が可愛くないから!」
でもあまりにも主観的な女性的な受け答えにA氏は「わかりました」と即答。何を言ってもこりゃ無駄だと思ったのでしょう…。まずはありとあらゆる私たちの矛盾した希望とライフスタイルをぶっちゃけて始まる設計。
はてさて、この数日後届いたプランはいかに?