新 お気楽日記

日常を徒然なるままに。

というより親育て

無理矢理子連れ仕事を行なって早6年。だけどやっぱり連れて行ってはいけない仕事も山ほどあるわけで、そういう時子供は近所に住む私の母に預けています。しかしこれがまた私の胃痛の原因でして。我が母なので、その性格も言動もほぼ何でも予測のつく人なのですがね、難しい人です。
この6年いろんな遣り取りがありました。育児とバランスがとれなくて仕事辞めようかなと言う私に「勿体無いから続けなさいよ」と言ってくれたのは母。子供を保育所に預けようとしていた私に「0歳からそんなのかわいそう。預かってあげる」と言ってくれたのは母。しかし「もう私も若くないから面倒見切れないわ」と毎日のようにぼやいたのも母。こんなことじゃ二人目は無理かなと思っているところへ「早く二人目作ったら?」とほざいたのも母。「出来る限り協力するわ」と言ってくれたのも母。「仕事に連れて歩かれてかわいそうな子」と言いやがったのも母。何か一言言おうものなら「どうせババアに子供預けるなんて教育上良くないとか思ってるんでしょ」と言ったのも母。もうね、いい加減疲れました。
ホント、保育所に入れようとしただけで大ブーイング。だけど預かりを頼んでも大ブーイング。仕事辞めようとするとまたまた大ブーイング。そのどれもが彼女の本気の言葉なのがもう耐えられない。実の親だからわかっちゃうんですよね、彼女の言いたいことは。だから文句は言えない。っつーか、言ってもどうにもならないし。言う気も起きない。いや、実際少しでも預かってもらって感謝してる。
だけど万が一私に物凄いエネルギーが余ってしまって何かの拍子に「言ってること滅茶苦茶じゃん」なんて口走ってしまったら「どーせ私は馬鹿だから」とおいおい泣かれるのがオチ。ものすごい感情人間なんです。他人に対しては理路整然としている癖に。
今日も「来週の火曜日なんだけど」と電話したら。「ああ、今のところ予定はないから預かれるけど」と返事をしながらも「仕事?」と聞いてくる。そうだよと答えると「何の?」いや、内容までは答える必要あるかな〜と思いながら一応ちょっと答えると。「なんだかローカルな仕事ねえ」悪かったなー!っと苛立ち始めたところで「仕事入れすぎよ、あんた」ですって。実際週に1度も頼んでないっつーの。もうなんかね、正直ハラワタが沸点に達してしまって・・・と同時に力も抜けるものでして。「ああ、無理なら仕事断るから別にいいよ」と電話を切りました。切り際「え?いいの?」なんて言っていたけど、これ以上話したらキレてしまいそうだったもの。いくつになっても私は娘。「ハンカチ持った?お風呂入った?」って気分なんだろうね。
よく男の人が母親に泣かれるのだけは勘弁・・・とかなんとか言って、文句も言わず曖昧にしてる場合があるけど、あれすっごいわかる。ああいう女性特有(?)な乙女ちっくな発想はもう本当にどうにもできないですもん。「わかった、俺が悪かった。頼むから泣かないでくれ」みたいな気持ちになるもん。そういう意味では父も苦労してきたに違いない。
この頃じゃ私も大人になったので、ここ10年くらいは泣かせずに済んでるけど。ちょっと一言言ったら「いいわよ。私が悪かったわ。もう孫には会わないわ」とか何とか極端なこと言うんです。ホント、母親じゃなかったらとっくにぶっ飛ばしてるぞ。
でも母親だ。とことん母親。いい人なんだけどね・・・。疲れた。