新 お気楽日記

日常を徒然なるままに。

ボツ企画

納得いかない仕事なんて世の中に山ほどありますが、究極に納得行かない仕事…。
前に出した企画書が、とあるところで通り、わあ〜い♪と喜んだのは実は2年前(カビの生えた話だな)。それが定期刊行物になり、日々私のお財布を潤すことになっているのは嬉しいことなんですが。
「あのとき、他にももっと企画書が出ていたってことにしたい」
とクライアントさん。意味がわかりまへん…。
「つまり競り合ったほかの企画書というのを今から作って欲しい」
と重ねてクライアントさん。い、意味がわかりまへん。



ええ〜と。つまりですね。あの時は私の企画書が採用され現在に至るんだけれども、それそのものは何の問題もないんだけれども、何故それになったのか?という経緯を上の機関が「いまさら」提出しろと言ってきたらしい。そのときは別にコンペでもなんでもなかったんだけど、「まさか一通の企画書で決めてねえよな?金使って出す発行物なんだからちゃんとそういう手順を踏んで決めたんだよな?いろいろ比較検討して決めたんだろ?まさか知り合いに頼んで作ってもらったとかじゃねえよな?」という圧力が掛かったとか掛からないとか…。
んなもん「いえ、良かったんで一通で決めましたが何か?」って言ってしまえよ!2年前なんだからよ!と思いましたが、担当さんはそんなことは言える子ではないらしい。(そんなんじゃ大物にはなれないぞっ)
つまりつまりつまり。2年前に提出されていた架空企画書を作れというのですよっ!ええ〜何それ?そんなことしていいの?偽造じゃない?偽造。
でも…引き受けちゃった…。だって他に頼めないって言うし(そりゃそうだよなー)。それがないとこれから仕事回してもらえないかもしれないし〜(背に腹は変えられぬ)。一応ギャラくれるっていうし(それも汚れたお金じゃないだろうなー)。
ああ〜悪いことの片棒担いじゃった。大人の社会って嫌ね。
それにしたってその「ボツになった企画書」を今さら書くのってすごい悲しい作業。だって帳尻合わせるためだけのゴミを作るんだもん。なんという生産性のなさ。まったくもってクリエイティブとは程遠い本日のお仕事。そりゃ進みも悪いわけよね。