新 お気楽日記

日常を徒然なるままに。

朧夜ノ桜

朧夜ノ桜 ─ 居眠り磐音江戸双紙 24 (双葉文庫)

朧夜ノ桜 ─ 居眠り磐音江戸双紙 24 (双葉文庫)

ハイペースで新刊が出る方の作品を好きになると幸せですね〜。重すぎず軽すぎず、布団の中で眠くなるまで読んでいようと思ったら最後まで(笑)。お陰で今朝は寝坊しちゃった(本の所為にするヤツ)。

いつもどおりに面白く読みました♪が、これも長いシリーズの運命でしょうかねえ。登場人物が多くなりすぎている所為か(それでもあの人もこの人も登場していない)、誰が登場しても端役のような扱いになってしまって、ちょっと薄味な気分。ついにおこんさんとの祝言まで漕ぎ着けましたが、それもかなり駆け足な感じ。こういう小説って、ダイナミックなストーリーも楽しいですが、その隙間を埋めるようにちょこちょこ出てくる日常的な空間が魅力だったりしますので、あんまり駆け足で進まれちゃうとなんとなくおいてけぼり気分。恒例の「食事を前にしたかわいい磐音」も、僅かにワンシーン(食事シーンはいくつもあるんですが)。珍しく「怪我をしたかわいい磐音」というのが堪能できるので、差し引きはゼロかもしれない(変な引き算)。
あとはですね、幸せそうな磐音は魅力が8割くらいに減るというところでしょうか(笑)。え、嫉妬じゃないですよ。個人的趣味の問題で(笑)。「男は上手く行ってなくて四苦八苦しているときの方がかっこいい(兼かわいい)」と思うのです。
さて、今回は番外編も一緒に出てますねえ。今夜はそっちを眠くなるまで読もうかなと思います。