新 お気楽日記

日常を徒然なるままに。

睡眠

嫌なことがあったら寝るといい…というようなことをテレビで言っていたのは、確か風吹ジュンさん。嫌なこと…じゃなかったかな?悩むことだったかな?とにかくそういう時には「寝る」というのとても建設的な行動だと思うというようなことを言っていたような気がします。
近頃そういうことを私も思うようになりました。
昔はそういう考え方が大嫌いだったんです。寝たって現実はなにも変わらないじゃないか…と思っていたから。実際現実のほうはなんにも変わらないですが、寝ることで結構自分は変わりますねえ。ものの見方とか、聞こえ方とかが違ってくる。昨日はカチンときた言葉が今日は平気だったり、平凡に見えたものがとても素敵に思えたり。まあ人の気分なんてその程度のもんで、結構簡単に違って感じられるもんなんだなあ〜と最近思います。つまりどれもこれもそんなに目くじら立てるようなことじゃないんだなあ〜って。寝るだけでそう思えるならこれはスゴイことだ。

あと昔は寝ることそのものに罪悪感を感じることが多かったです。仕事柄「寝てない自慢」というのがさりげなく横行していて、それがとても嫌だった。なのに結局自分もその輪の中に組み込まれていたりして。何日徹夜した…なんてのが自慢になっていて、家に帰ってお風呂に入って布団で寝た…なんてのは「お前ロクに仕事してないな」の象徴だったから。でもあるときとあるデザイナーさんが言ったんです。「残業してる奴らは能力がないだけだ」と。なので彼は夕方6時になるときっかりに事務所を閉めてしまいます。雇っているスタッフも家に帰します。それを悪く言う編集さんもいっぱいいたけど、結局それは自分が夜になって頼もうとしても彼がいないから困ってるってだけのことで。早い時間に仕事をして、相手のスタイルを読んで受注するのも能力のうちかあ…とあの頃の私には結構衝撃でした。

とかなんとか言って最近はすっかり寝るのが大好き。何の罪悪感もなく、ぐーすか寝てます。徹夜すると翌日内臓が妙なことになるという自分の体質もわかったので、めったなことではしません。辛ければ部屋の片付けもせずに、取り込んだ洗濯物も畳まずに寝ます(←偉そう)。
睡眠時間てムダってずっと思ってきたけど、結局そうじゃないんだということがわかった気がします。寝てリフレッシュしたり、そうやって時間にメリハリをつければ実は起きている時間の有効活用もできるし。何しろ健康じゃないと何をやってもダメになるし(私の場合は特に)。

そんなわけで今日は昼寝をしてしまいました。1時間以上も。

あれ。昼寝の理由を言いたかっただけなのか?