新 お気楽日記

日常を徒然なるままに。

ヒミツの花園第3話

ええと、今回の名セリフは「大学なんて、俺みたいに脳のない奴が行けばいいんですよ」by田中ちゃん。ほ、惚れたよ田中ちゃん。男だねえ田中ちゃん。黄色いジャージに紫の耳あてもダテじゃないよねえ田中ちゃん。
いや、マジで田中ちゃんは少女マンガ編集者の鏡だと思いますです。だって「忍法アラベスク」売ってるんですよ…他社の出版物を売り込める度量の深さは相当なもんですて。休日の書店まわりも偉いやん。書店まわりは営業に任せておこうなんて思うようではあきまへん。そういや書店回っては、無理矢理担当作家の本を平積みにしたりしてたっけねえ(笑)。普通平積みは、新刊の中でも売れてる本しかしてもらえないんですよね。でも担当としては背表紙じゃなくて表紙を見せて「うっかり」でもいいから買わせるべし!と思うわけで。数冊しか入っていない新刊を売れてる本の上に無理矢理広げてみたりして(なんというコドモな発想)。書店さんにみつかると「困りますよ〜」って怒られちゃうのでコッソリコッソリ。そういう挙動不審な人を見かけたら、行き詰っている編集者だとお思いください。もちろん書店さまにはいい迷惑。申し訳ござらん…。

で、もって今回のテーマは胸きゅんなのね。だいたい胸きゅんって言葉が死語っぽい感じですが、少女マンガにはそりゃ忘れてはならん要素じゃの。しかしこのドラマに胸がきゅんとならないのはどーしたらいいのか?途中からバレてたでしょう?智が演技だってこと…。しかし陽くんはすごいですなあ、冷めきった目で智の胸きゅんを見抜くとは…さすが四男ストーリーテラー。ストーリー書く人間がきゅんとかしてたら、きゅんとくるものなんか出来はせんて…陽くん素敵よ♪

堺さんは今回お兄ちゃんらしくもあり、若干の苦悩も露呈しつつ、しかしそれを諦めた目がなんとも言えなかったですねえ。残念ながら追いかけていくところも、コートを着せるところも、転びそうな月山を抱きとめるのも全然きゅんとはしませんでしたが(そういう感性枯渇したかなあ、自分)。でも頭を下げて詫びるところはちょっと良かったかなあ。でも実際あれを受け止められる反射神経とか腕っ節はないでしょうねえ(失礼…)。絶対転んだ姿を見下ろしながら大爆笑しているに違いない。「大丈夫〜あはははは〜ドジだなあ〜」ですよ、きっと。

それにしても、月山はもうちょっと成長してくれてもいいんじゃないのかしら?てかそれって編集者どうこうの前に社会人としてどうよ?というのの連続はきっと働く人々みんな「ええ〜?」って思うと思うぞ。ファッション誌とマンガ雑誌の違いではないだろうて…。「どうすればいいんですか」って普通聞かないだろう?自分で考えろ…自分で。でも今回資料本を読んでいるのが社内の資料室になっててホッとしたぞよ。これ以上マンガ喫茶に通われたらああた…出版社としてはさあ、まあドラマだからな。
月山よりも田中ちゃんたちの恋の行方の方がドキドキじゃーありませんか。ねえ?なんか大人の恋の匂いがする…くんくん。