新 お気楽日記

日常を徒然なるままに。

典型的な親子喧嘩

実の母娘というのは、どうしても互いにわがままになり、ぶつかり合うものなんだなあと思い始めてはや20年くらい(長いな)。私が少し我慢強くなり、母が少し気弱になったぐらいのもんで、その間成長というものが互いにないのは情けないところですが、これもしょうがないらしい。

とにかくこの日曜日は忙しかった。何がという大きな出来事があったわけではないのだけど、こまごまとこなさなくてはならないことが山盛り。朝から家族全員で車に乗り西へ東へ。と、そこへ母からメール。
「弟夫妻たちが今日の夕方来るんだけど、夕飯何にしよう?」
実家にくる弟夫妻の夕飯の支度まで私が考えるんかい!と突っ込みたいのはヤマヤマですが、まあいつものことなのでしょうがない。時間があれば支度するけど、今日は本当に夕飯時までに帰れるかどうかも怪しい状況。
「支度する時間がないから外食にしようよ」と提案すると「了解」とのこと。とりあえず弟たちが来る頃までになんとか用事を全部済ませるのだー!と駆け足でノルマを消化。なんとか間に合いそうかな…というところでまたまたメール。
「家で支度してるから来て」とのこと。追い討ちをかけるように父からも電話「まだ帰ってこないのか。早く家に来い」。うきゃー!こんなに大慌てでやってんのにさあ…と急いで帰ると、弟たちはまだ来ていない。そして母には「随分遅いのね。手伝ってもらいたかったのに」と嫌味を言われる始末。
なんやなんやそれ!そうなると思ったから外食にしようって言ったのに!相談してきたからそう答えたのに!結局自分で勝手に予定変更しておいて、で「手伝いに来るのが遅い」とは何事だ!と思う気持ちはぐっと堪えて「ごめんごめん。今日忙しかったもんだから」と外出着のままキッチンに立つと「もういいわよ。終わったから」と冷たいひとこと。むいいいーっ。思わず「今日は忙しいってメールしたじゃん」と反論のひとつも…。これがいけないのですがね、もう後はどどどどどっと互いの鬱憤が噴出す音が。
「あら疲れてるんでしょう。座ってなさいよ」
「別に疲れてないから手伝うよ」
「いいわよ。もう手伝うほどのこともないし」
「そんな言い方しなくてもいいじゃん」
「あら悪かったわね」
「せっかく来たのにそんな」
「忙しいんだから誘わなければ良かったわね」
「いやもうちょっと早く言ってくれれば」
「私だって昨日の夜中に知ったのよ!」
「だったら昨日のうちに」
「だから夜中だったんだって!」
「だったら外食でも」
「たまには手料理を(弟に)食べさせてあげようと思って」
「(だったら私が作っても意味ないじゃん)ああそうですか」
「いいから向こうに行ってなさい」
「手伝うって言ってるじゃん!もう」
以下エンドレス。夫がリビングで子供を遊ばせながら「ほら、お手伝いしておいで」と刺客(違うって!)を差し向ける気配。あああ!もう!なんでいっつもいっつも!というわけで、不毛な親子喧嘩勃発。

そこへ「遅くなってごめんねえ」と弟夫妻登場。なんか知らんけど弟には滅法優しい母は「いらっしゃーい」。そしてお嫁さんに滅法優しい父も「まあまあ座りなさい」。「ほら!支度して!(←私に対して言っている)」とくるわけですよ。お嫁さんは本当にめちゃいい人なので「ああ私やりますよー」と素早くキッチン戦争に参入(彼女は紛争中だとは知らない)。「彼女の前でもめるわけには!」と一時休戦状態に突入し、そのままうやむやに…。

ほんとにね。一体何年同じことやってんだか。やはり実の母娘にはガマンが足りないのだろうか…と疲れた身体を風呂に浸しながら思うのでした。