今年初焦り

「この間の企画書、通りましたから」と言われて喜んでいる場合ではありませんでした。「あのラフにあわせて原稿書いてください」との依頼に「がってん！」と返事したのは良いものの、いざ書こうと思ったら自分で作ったはずの企画書もラフもみつからんのです。
そもそも自分で書いたものが私の手元にないという事態が恥ずべきことで、恥をしのべば「すいませんがファックスしてください」とも言えるのですが。しかし月曜日までの仕事、しかも今日は土曜日じゃないですか。編集部もお休みです。とりあえず捜すしかないわけで、自分の机周りなどをひたすら穿り返す一日。まったく何やってんだか…。

でもどこにもないということはコレもう私捨てたってことなんですよね。捨て魔なんですよ…なんでもかんでも。PCに保存していたファイルも定期的にドカドカ捨てるので、「あのときの企画書」なんて言われたって古いもんは出てきません。一応自分なりの考えはあるんですよ。古いものをひっくり返して新しいものを作るなんてことはやりたくなくて、そういう過去の遺物に頼ってしまいそうな甘ったれた自分を断ち切るために潔くばっさばっさと捨てるのです。と言えばちょっとはかっこいいんですが。
しかしそれがときとして物凄い事態を招くんですねえ…。うー。

結局見つからず、月曜の朝に編集部に連絡して送ってもらい、月曜日中に仕上げればなんとかなるだろうか？なんて涙目になっていたところでハタと気付きました。コピーがあるかもー！！！と家捜ししたのは子供部屋。子供のお絵かき用紙はいつも私の仕事で使ったコピー用紙等の裏側なので「もしかしたら！」と縋る思いで紙くずの山を掻き分ける…。と出てきた出てきた！失敗コピーしたやつだの、修正加える途中のやつだのがわさわさと。無論裏側は既にお絵かきされているし、ラフはぬりえ状態になってますが。でも読める〜！
それらを繋ぎ合わせて全貌が浮かび上がった企画書。他人には到底見せられるものではありませんが、みみっちく裏紙を子供に使わせてた甲斐があったわ♪と滞りなく仕事は終わったのでした。
ふう〜。久々に嫌な汗掻いたぜ！