新 お気楽日記

日常を徒然なるままに。

2度目のデート

展示場ってとこは楽しいですが、疲れるところです。まず子どもを連れていると目先のものに引っ張られるんですよね。ベランダに巨大な象がいたりとか(←ここはいい感じだった)、巨大キティちゃんがいたりとか(←ここはまあまあかな)、ミッフィーが玄関にいたりとか(←ここも別に悪くはなかった)。ただ正直なところ、どこも似たり寄ったり。当然構造とかに違いはあるんですが、「ここじゃないと!」という決め手はありません。貰った風船を次々と車に詰め込んで、次のモデルハウスへ…というのは結構ハードな感じ。検討する限りは駄目なら駄目でその「駄目」を見極めなければいけないので、5分や10分では出てこれません。同じハウスメーカーでも工法違いで別バージョンがあったりとか、それらを次から次へと見ていると段々情報が入り乱れてきて、あれ?あそこは何ハウスだったっけ?的な混乱も生じちゃったり。まあなんだかんだで1箇所につき1時間弱はかかります。結構半日くらいでヘトヘト。

それなのに次の週も行こうということになったのは、やはり他に見ておきたいところがあったのと、例の私が恋した(←違うって)営業さんのいるハウスメーカーが合計3棟もそこの展示場にモデルハウスを出しているから。この間は純和風を見たから、今度はもうちょい現実的に洋風なところも見ておこうと。
一歩足を踏み入れるとお姉さんが出てきます。先週も別の棟を見たと告げると「営業は誰でしたでしょうか?」と。うむ?なんと私、恋をしているにも拘らず(←しつこい)その方の名前を忘れているのです。「ええと。誰だったかなあ?」って、とりあえず自分の名を名乗ると、1分後にはその営業さん私たちの前に現れました。ポイントアップ(笑)。
2週連続で来たのだから、「お!脈ありか?」と食いついてくると構えていた私たちですが、彼はいたってクール。「もう1棟ありますからじっくりご覧になってください」とやはり着かず離れず。今の家は古いし狭いので、建て替えを検討中だと告げると「でも今のお宅にも愛着をお持ちなんじゃないですか?最初は使いにくいと思っても、家というのは住んでいるうちに愛着が湧くものですから」と、まるで建て替えを阻止するかのような発言。更にポイントアップ。大開口部を持つモデルハウスに「こういうの気持ちいいなあ」と私たち夫婦。エアコン類があまり好きではないので、所謂昔ながらの日本の風土にあったような家が好き。夏は大きく開けて外気を取り入れ、冬は日差しであったまる…みたいな。それに大して「本来それが一番いいでしょうねえ」と相槌を打つ営業I氏。気があいそうじゃん?と思う私に「しかしこの辺りの住宅事情では難しいですね」とグサリ。「ここは展示場ですから前に何もありませんし」とさらにグサリ。「夏は蚊とか入ってきちゃいますしね」とグサグサ。夢見がちな馬鹿夫婦にしょっぱなから5寸釘打ち込んでくれました。ありがとう。目が覚めたよオイラ。

結局再びお茶ご馳走になって、気になることを質問攻めにしてしまいました。だっていろいろ面白いこと教えてくれるんだもーん。話していて楽しいんだもーん。ところどころグサグサのブラックだし(笑)。あんまりしつこくいろいろ聞いていたら、「よろしかったら今度ショールームの方へどうぞ。こことは違って現実的なモノがいろいろありますから」とお誘いの言葉。「え?ショールームがあるんですか?」と間抜けなことを言いつつ「行きます」と即答する夫婦はどうみても恋する乙女。外デートのあと「今度ウチに来なよ」って言われて喜んでるオナゴみたいです。「そこは突然行ってもいいんですか?」という突撃系の発言に「ご予約いただければご案内しますので」との優しい(?)言葉。あなたが案内してくれなくちゃ嫌よ…とその場でお約束。3度目のデートは彼のウチ♪

馬鹿夫婦の新築物語は続くのでした。