新 お気楽日記

日常を徒然なるままに。

ひとり

ほぼ日に谷川俊太郎質問箱というのがありまして、その中の質問のひとつに4歳の女の子からの「わたしはひとりであそぶのがすきなのに、せんせいがおともだちにこえをかけてごらん、という」というのがあるんですよ。谷川さんはその子がひとりであそぶことを肯定してます。

まさにこれが我が家の下の娘の状況でして(笑)。
上の子もそうだったんですが、とにかくマイペースなんですなあこれが。お弁当を食べていて、周りの子が全員食べ終わって遊んでいても自分だけひたすらモグモグ。おしゃべりしているわけでもふざけているわけでもなく、とにかく食べるのが遅かったんですねぇ。みんなが終わったら慌てるかってーと慌てない。教室の真ん中に机を置いたままひたすらモグモグ。これを参観日に見たときはプチ衝撃映像でしたが(笑)。たまたま理解のある先生で、先生もひたすら隣に座って一緒に食べてくれてたので、逆に良い思い出ですけど。
一時が万事これ。自分が鉄棒をやりたいと思えば誰に何を誘われても上の空で、ひたすら鉄棒。黙って庭に穴掘ってることもしばしば。年長ぐらいからでしたねえ、お友達を誘ったり誘われたりで遊ぶようになったのは。

で、同じ調子の下の子。今月4歳になるわけなんですが、先生が上の子みたいに見守っててくれない(笑)。別に理解がないっていうのとも違うんですが、若い先生だから一生懸命なんですね。で、いろいろ指導してくれる。「今日は少しお友達とお話できました」とか「私に話しかけてくれました」とか言ってくれる。それが凄い成長だというように。
先生にも悪いんで「そうですかー」って聞いてますが、思わず「いいんですよ、そういう子なんで。先生も大変ですから放っておいてください」と言ってしまいます。一見ヒドイ親(笑)。お友達のお母さんは私と同年代だとおしなべて「いいじゃない〜マイペース!楽しくやってるんだから一人遊びでも」なんて言うんですねえ。で不思議なことに20代の若いママなんかは「それってちょっと寂しくない?」とか「なんか一人ぼっちでかわいそう」とか言うんですねえ。これがどーも。
だって別に本人寂しくないし、話せないわけじゃないんですよ。言いたいことは言っているし、やりたいことをやっている。集団生活が営めないかというと、実は物凄く順応していて「みんなでこれをやる時間」と言われればキッチリそれをやっている。はみ出し方が足らん!と母親としてはちょっとつまんないぐらいなんですけどね(笑)。
そのうち他人と何かを一緒にやる面白さがわかってくれば自然とそうなると思うし、逆に人目を気にしすぎる昨今、これぐらいで丁度いいんじゃない?なんて思いますが。
寧ろ「かわいそう」「寂しい」と言ったママたちに「余計なこと言わんでくれ」と(笑)。そうやって大人が決め付けるから「これは寂しいことなのか?」「一人で遊ぶのはいけないことなのか?」って子供が思っちゃうんですよ。だからトイレ行くときまでつるんで行く様になっちゃうんですって。

谷川さんの回答を読んでいて、急に思い出したもんですから。いえ、谷川さんはもっと穏やかな言葉で、しっかりと答えてくださってますけど。