新 お気楽日記

日常を徒然なるままに。

マチベン5

来週で終わりなのか。やっぱり6回は短いな。登場人物の奥深い性格、その繋がりを視聴者にわからせるのに4回しかないってのはやっぱり短かったんだろうな。この倍あったら、もっとそれぞれのキャラを生かせるし、その繋がりにも感情移入できるし、天地先生が法廷に立たされる理由にももっと納得がいくだろうし。やっぱ短いんだよー!視聴者の声にやたらと答える(ふりをする)ことを推進するなら、その辺ももう一度考えたほうがよいんじゃないのかい?公共放送。

なーんて、一応不満をぶつけつつも…なるほどなるほど。そういう話になるわけでしたか。弁護士も辛い職業だよね。いや、どんな職業でもそうだけど、他人の心に踏み込まないとできない仕事ってのはキツイ。「私は人を殺していないけれど、人殺しってことにして欲しい」というのが依頼人の要望だってこともあるわけですな。真実を暴くことだけが正義ではない場合もある。そりゃそうだ。でも法を扱う人間がそれにいちいち「そうですよね」ってわけにはいかないもんな。嘘を作ることは職業的には許されないはず。だとすれば天地先生はものすごーく真っ当なはずなのに、異端児に見えるのは何故?

ってことなんでしょうね。

だからこそ尊厳死(番組内では安楽死)を扱ったりと、割り切れないことをメインにして人の心の動きを追うのでしょう。それだけに「うーん。なんかこれでいいのかなー」と思うことが多いのだけど、そう思わせること自体がこのストーリーの中心にあるような気がします。
深川さんの言葉も重いねー。「おまえは無力だ」ということをはっきり言うことのできる強さ。でもねえ、思えば誰でも無力ですよ。彼女は「そうでしょうか」と言ったけれど、確かに限りなく無力に近い。「自己満足」というのもそう。確かに自己満足。でも、それを知りながら手を引けない彼女の気持ち。思えばすべては自己満足のような気もするし。犯罪を犯す人も、それを庇う人も。それでも動かずにはいられない気持ちというのが、「人」という生き物の面白いところなんですねぇ。かっこよくない天地先生がかっこいいですよ。

それにしても今回!ヤマコーさんの素敵なシーンも多くて眼福♪基本的にとても良い人であり良い弁護士なんですね、神原先生は。じゃなきゃマチベンにならないか(笑)。「責任とって」発言は思わず「取りましょう!」と言いたくなる雰囲気だし(笑)。あとやっぱりコバさんと中島さんがいいなー。現実問題こういう人たちと仕事したいな。同じところで張り合わず、それぞれの才を認めて自分にもプライドがある人。いっぱいいっぱいじゃない、懐にちょっとだけ余裕のある人。恐らく良好な人間関係(特に仕事上で)を築くにはとっても大事なことだと思われます…。

正直なところ最終回にはそんなに期待しないほうがいいかな〜と思うけど、それでもここに出てくる人たちは皆とても素敵なので興味深く見守ると思います。なんとなく泣く予感あり(笑)。