新 お気楽日記

日常を徒然なるままに。

出雲の阿国4

ある意味よくまあ6話に納めようと思ったものだと感心する回でした。
三九郎は今までで一番見せ場があったような気がしますね。1回目よりも私好みの三九郎だったな。遊女屋で九蔵に放り出されるところとか好きですねー。プライドの高い人がズタボロにされるのって好きなんですよ。それもある意味九蔵如きに。これが傳助だと公衆の面前でお金を投げつけられてもぜーんぜんなんですよ。そういうのを交わす術を持っている人だから、かえって強かさも感じるし懐の大きさとかね。それが三九郎はどーよ。辛いね〜河原で踊ること自体が彼にとっては屈辱だというのに、ましては九蔵にあれだもんなー。いいなー。あの自尊心を傷つけられる感じ。もちろんそれは堺さんだから尚更なんだけども。傳助=鈴木一真さんもいい。何気に九蔵=津田寛治さんもいい。男性陣は言うことないですよ、ホントに。
ただねー。女子はどうかなあ。お菊ちゃんもなあ、見せ場だったんだけどなあ。次回更なる見せ場があるか?舞台で行為に及ぶところとかめっちゃ見せ場のはずなんだけどなー。色気っつーもんが。いやそれは公共放送の宿命かしら?
でもこういうシーンの堺さんは微妙に固いよねえ(笑)。なんとなく理性が勝ってる感じがしちゃうんだけど。欲望の塊みたいな瞬間が見てみたいな。個人的な趣味だけども(笑)。
全体に皆いい人キャラにしてるんだね。そりゃそうか。もっとドロドロするんだと勝手に思っていたけれど、案外皆一生懸命ないい人キャラ。それはそれで見やすいし、納得しやすくて、さすが6回にまとめる技だ!という感じがしました。
本当は舞台での三九郎とお菊の絡みシーン。見つけた阿国が、腸煮えくり返りながらも「続けよ。ここは舞台じゃ」(←うろ覚え)って根性座ったセリフを吐く(by原作)のが凄く好きだったんだけど。そういう人じゃなくなってるからナシでしたね。ちょっと残念。そういう気合の入った部分が阿国の強さであり、魅力のような気がするんだけど。
あと2回か〜。堺さんの美貌ももうちょっとだなー。もっと苦しめちゃってください(笑)。