新 お気楽日記

日常を徒然なるままに。

貧血で思い出すこと

昔から、本当にもう幼稚園ぐらいのころからしょっちゅう貧血で倒れているタイプでした。集会は10分が限度、だいたい先生が横でスタンバってくれてましたね。
大人になってからもそれは変わらず、まず電車が駄目。学生の頃とか、勤めていた頃はもうそれが最大の難関で。何はともあれ無事に辿り着けるかどうかが勝負!なーんて言ったら大袈裟ですが、所謂ラッシュ時に電車に乗らなくても大丈夫な時間帯の仕事だったので、そういう意味では大いに助かった!でも徹夜の原稿取りをして、そのホカホカ原稿を抱えたまま乗る早朝のラッシュはきつかったな〜。
この頃仕事で電車を利用することがちょっと増えていて、やっぱり立っているとすぐに具合が悪くなるのでそんなことを思い出したります。
昔そう、まだ結婚前の乙女だったころ、夜11時頃の電車で立っていたらいつものように貧血による立眩みに見舞われて、たまたま一緒にいた友達に「ごめん、肩貸して」と凭れかかったところ、次の瞬間目の前にいた素敵な男性が「どうぞ」と席を譲ってくれたっけ。細身でこざっぱりとしていて、眼鏡を掛けて文庫本を読みふけっている姿がなかなか好みで、貧血起こす前から「素敵」と思って眺めていたので(笑)、ふらふらしながらも思わず胸がときめきましたよ〜。今で言ったらそう堺さんタイプ♪
お礼もソコソコに崩れこむように座る私。友人がきっちりお礼をしていくれているのが遠くに聞こえる〜何か会話している〜羨ましい〜〜〜とゲッソリしながらも思うところが若さかしら?結局その人は3駅ぐらいで降りてしまいまして。降り際の「お大事に」の一言でノックアウトされましたね。うーん素敵過ぎる大人の男性。ああ本当に貧血がもうちょっと回復していればお礼にお茶の一杯もご馳走したかったのにぃいい(←未だにそんなことを思う)。終電なくなったって良かったのにー!そこから始まる恋もあったかもしれないのにー!
ああ10年くらい前のこんな話を昨日のことのように思い出せるなんてっ!亀戸で降りていったあなたは今いずこっ!