新 お気楽日記

日常を徒然なるままに。

声!

カテゴリを堺さんにしてみましたが、中身はあんまり堺さんじゃないかも。
HVでやってた「ふるさと発」先日の「せんぺい」のナレーションがなかなか素敵だったのでちょっとこれも観てみるか・・・くらいの気分で観てしまったのですが、これがまた。最近歳のせいかやたらと涙腺緩くてしょうがない私なのですが、思わず涙してしまいました。
かまぼこ板に絵を書くコンテストのようなものがあるのですが、それに応募した香川のお年寄り達の作品(テーマは「私の初めて物語」)をキーにして日本の戦中戦後を辿るものでした。細かい内容については私の力ではとてもまともに伝えられないので割愛。観てない方にとっては何のことやらの話でしょう。戦争についての体験談や思い出というのは、実は語りたくないと口を閉ざしている方が凄く多いのです。私も仕事でいくつか戦争に関連した取材などをしたことがありますが、これはとても難しい。勿論私のような若造に話したくはないという方もいらっしゃるでしょうけども、間接的に漏れ聞こえてくる話ではやはり皆さん「辛いので口にできない」と仰るのです。この番組でその頃のことをひとつひとつ手繰るように話すお年寄りの言葉はとても深くて、そして決して巧みではない言葉の裏にある重さがたまらなくて。恐らく勇気を出して語っているのだと思います・・・私達が想像するよりうんと大変な何かがあると思うのです。だって少なくとも私の人生の中に辛くて語れないことなんてないですもん。
いろいろ思うところあって、思わず涙が出てしまったのですが、それはさておき堺さん。こういうテーマだからかどうか、とても淡々としていていいな。悲しいことを悲しそうに言わないし。なんだか何をしゃべっても温かい。あのナレーションを堺さんはどんな気持ちで読み上げたのかな〜。
姿は見えるけど声の聞けない堺さんと、声は聞けるけど姿の見えない堺さんだったら(なんちゅう例えだ?)、もしかしたら私は声の方をとるかもしれないです。あの声で、思ったこと感じたことを喋ってくれるなら姿は見えなくても我慢できそうな気がする!でも姿かたちだけのきれいなだけの堺さんだったら他の人に目移りしちゃうかも(失礼すぎるかなあ)。自分は結構人の声とか喋り方とかに惚れるのかもしれないと・・・突然今日思いました。
あ、でもやっぱり両方揃ってるのが一番なんですけども(笑)。