新 お気楽日記

日常を徒然なるままに。

亭主元気で留守がいい

早めに帰宅した(と言っても日付は変わっているけれど)夫に仕事のことをぽろっと言ってしまった。「そろそろ身の振り方を考える時期かもしれない」などという内容を。しっかしオトコってのはアホなもんで、いえ世間の男性皆さん全員と言っているわけじゃないんです。我が夫とか父親とか私にとってのサンプルが偏っているのかもしれない。だけど本当にアホだと思います。私の発言にきょとん。前から仕事のことはちょこちょこ言ってはいたんですけど、そんなのは単なる日々の愚痴「大根が高くって」程度の話と同列に思っていたらしく、「何を言い出すの?」というような目。そうなんですよ、この人そういう鈍感を絵に描いたような人なんです。
確か結婚退職したときもそうだった。子供もまだいなくてなんらか仕事したいと思っている私のことなど全く気づいていたなかったらしく「え?何言っているの?結婚生活に慣れるまで家にいればいいじゃん」みたいなことをほざいたんだっけ。結婚生活といったって、二人別々だった一人暮らしのアパートが1っこにくっついた程度のことで、何に慣れろというのだろう?という状態だったんだけど(笑)。結局私はもう相談するのは無駄なのでやめよ〜と思って、留守の間に就職先探して編プロに入ってという成り行き。子供産んで会社に復帰したときもそうだった。社長の理解がまるでなくて、公的に認められている休みの権利とかすら「余計なこと調べてきましたね」なんて言われる始末で。さすがに頭きて文句言ってやったけどっ(今思っても腹が立つ)。このままじゃヒドイことになりそうだと思って復帰後1年くらいで退社。これも夫に相談したけど「じゃ辞めればいいじゃん」程度の反応で。とは言え仕事はしたいので現在のフリーの何でも屋に自力転身したわけなんですが。
つまりは夫にはそういうことは何を相談しても無駄!わかってたのにうっかりしてましたよ〜。今更期待もしてないので、別に腹も立たないしショックもないんだけど、でもやっぱりしみじみアホだな〜と。
今回も同じで、仕事の中身の私が「納得いかない!」と言っている部分には頷くものの、どーもわかっていない様子。「仕事辞めれば」は禁句と知っているらしくさすがに口にしないけど、出てきたのは「マック覚えてクォークとか使えるようになれば?」。思わず開いた口が塞がらなかったっす。つまりデザイナーになれと?私にそんなことができると思うか?もちろん編集者時代に紙面デザインのひとつやふたつはやってましたよ。だけどあの頃はまだ手書きでデザインしてたしさ(いつの時代やっちゅーねん・笑)。大体そんな簡単に仕事として成立できるという思考自体がデザイナーに失礼じゃないかい?と言ったところ「いや、マジで出来ると思うよ。数年後を見越してやっとけば」って、出来ないとは私も言いませんが、気持ちとして私は編集者でありライターなんですよ・・・アンタからみたらゴミみたいな仕事かもしれないけどもさ。デザインやりたい!と思って今からチャレンジするならガンガンやるべきだし、それもアリだと思うよ。でも私がいつそんなことを言った?私は曲がりなりにも自力でこの仕事をここまで続けてきたのさ。でかい会社の中で編集やって、仮にも長のつく仕事してる人間がそんな言い草でいいのかっ!若い子にそんなこと言ったらえらい目に遭うんじゃないのかい?(マジ心配だな)
は〜あ。まったく面倒なオトコを貰ってしまった(貰ったのか?)。使い古してしまったので今更返品もできまいと諦め半分。自分なりにカスタマイズしてやるっ!と息巻いてはいたけれど、子供より操縦が難しいということに気付いてからはほぼ放置。こんなヤツに子供抱えながら仕事に拘り続ける女の気持ちなんて一生わかるまい。もういいよ、わからんでもね。中途半端に早く帰ってこないでほしいわ。
あ、突然思い出しました。数年前幼稚園のレクリエーションでママたちがフルーツバスケットをやった時のこと。「こんな人と結婚するんじゃなかったと本気で思ったことがある」という設問に全員がドッと立ち上がったことを。