新 お気楽日記

日常を徒然なるままに。

希薄な夫婦関係の産物か?

夫がまたも出張。今回は大阪ってことで1泊。仕事柄出張と言えばイベント関係が多いので、結局休みの日ばかりが潰される。まあ、家にいたところで何をしてあげるわけでもないので、いいんですけどね〜(おいっ!)。
でも一応夫婦の会話ってやつがあるじゃないですか。何かいろいろと急がないまでも報告事項とか、子供の成長っぷりとか。そういうの、あんまり時間が空くと忘れちゃうんですよねえ。「ああ、子供のこの行動を後で教えてあげよう」と思っていても、時間が空き過ぎるとそういう出来事がどんどん上書きされていって、結局報告しないままになってたり。だから夫は育児に関してはしょっちゅう浦島太郎になっている。上の子が習い事に一人で行くようになったことも知らず、下の子のオムツがとれたことも知らず、年がら年中私に「あれ?知らなかった?」と言われる始末。ある意味気の毒。私がもっとしっかり報告すべきだろうか?とも思うけど、まあしょうがないねえ〜。
普段も顔を会わせるのは朝1時間くらいのみな上に、その時間は家事に忙しかったりするので、急がない業務連絡は時に永遠に葬り去られるわけです。そんなわけで夫は私の函館行きをこのブログで知り、私は夫が「忍」の試写に行ってきたことをテーブルに置き去りにされたパンフで知るという・・・(その後会ってないので感想は聞いてないです)。まあ、そんなところからお互いの仕事っぷりとか、疲れっぷりとかを推察しあい、しかし何をするでもないという毎日でございます。


そんな夫が置いて行ったこのところのヒット作は「落語ファン倶楽部」http://www.shougeinin.com/というムック。まだ読破できていないのだけど、高田文夫氏(15年ほど前の私は高田氏が落語家だということそのものを知らなかった不届き者でした)が編集長で、ぱっと見ただけでも「拘っている!」というのが伝わってくるような凝った一冊。特集が「虎&竜」と「笑点」という、私のようなド素人にもわかりやすい切り口。特に「虎&竜」はクドカン春風亭昇太の対談あり、全話のあらすじと取り上げられた落語の解説に、その落語を聞くためのCDの紹介までくっついているという、ありがたき内容。私のようなアホにもわかる親切さ。私でも「こりゃ〜すごいメンバーだなあ」とわかる面々が登場しています。こうやって見てみると落語家さんて皆落語以外でもすごく活躍されている方が多いのね。何しろこんな私でも顔と名前が一致していて、その活躍ぶりを知っているわけだから。その方の落語を聞いたことがないというのがちょっと不自然なくらいかも。
それはさておき、何より作り手の気持ちの入りまくった一冊だというのがよくわかる。今時、単行本などの著者がハッキリしたもの以外でこういう作りこまれた本は少ないのじゃないかと思います。高田文夫さんの筋の通ったスタンスと、本作りに関わるすべての人を引っ張る力あってこそ・・・なのでしょうか。
VOL.01とあるからには続々と後ろが控えているに違いないっ!と楽しみにしとりますよん。その前にちゃんと読まないと・・・ね(汗)。