CM天気図

朝日新聞に掲載されている天野祐吉さんのコラムなんだけど、結構好きでよく読みます。今日のコラムには深く頷いてしまいましたよ。カップヌードルのCMが放送中止になったという話。キンチョーの殺虫剤の話も併せて載ってましたが。
NO BORDERはこのところずっとシリーズでやってて、久しぶりになんだか短い映画を見るような気持ちで、CMだというのに結構気に留めてました。映像も良かったし、ミスチルのBGMもあってたと思う。残念ですねえ。シリーズをずっと見ていたら何を意図しているかなんて大人ならわかりそうなものだけど、やはり否定的な人は存在するわけで。そういう人に限って声高に文句を言うから、そうやって色々なものが世の中から排除されてしまう。つまらないねえ。否定的でもいいけど、それを全国民の代表みたいに言うのは辞めて欲しいな。万が一これが戦争を肯定しているCMに見えたとして、子供たちに良くない影響を及ぼすとして、それなら大人がそれをきちんと子供に教えてあげればいいことだと思うのよ。そこから学び取るものは大きいし、汚いものをちゃんと見ることできれいなものもわかってくるのに。逆に良いチャンスを貰っているようにも思う。学校で教わるより、身にしみるかもしれない。
実際我が家の６歳児は、花畑で花に埋もれた戦車を見て「キレイ」と言ったんだけど、「あのね、あれはね」と話をしたら、かなり真剣に聞いてくれたし。６歳児なりに考えてるんだよね。そういう繰り返しが、物事を額面どおりに受け取るのではなく、自分の頭で考えるということに繋がると思うのだけど。
それを最初から見せない方向に持っていくのはどうかな？と。汚いものもいっぱい見て、危ないものにもいっぱい触れて、それでその危険度とかがわかるわけじゃん。なんて。思ったのよ。あのCM、私はとっても好きだったからさ。