新 お気楽日記

日常を徒然なるままに。

少年よ書を捨て街に出よう!

3日間ほどPCから離れた生活をしました。単純に電話線も通っていない環境に居ただけのことなのですが、こうやって帰ってきてPCに向かっていると、妙な危機感を感じますね。昔からそうなんですけど、何かに傾倒するのにひどく臆病になる体質らしくて。今風な言い方をするならばハマるのが怖いんですね。
何か気に入ったからってそればっかりになるのが物凄く怖いんです。それは自分がハマるとそればっかりで他のものが目に入らなくなるタイプだという自覚があるからなのですけど。それはとってもいけないことだと思い込んでいる部分があって、それだけに本当はこんなふうに新選組小説なんかに手を出しているのもビビリながらです。かなり意識的に新選組のことばかり考えてしまわないようにしています(笑)。新選組の本ばかりにならないように気をつけてみたり、オダギリばかりにならないように気をつけてみたり、殆ど徒労に終わってますが(笑)。この頃は大人になったので、その辺適当にバランス取りながら「ハマったっていいじゃん」って思えるようになってはきました。
ある意味見た目的には冷めた人間なのかもしれないな。ハマってることを人に知られないようにしてみたりもするし。聞かれないと言わないですね。自分がハマっているモノについては。このあたり微妙なのですが、ハマらないのではありません。ハマるのですが、それを一生懸命自己規制してるんです。何のためだか自分でもようわからんのですけど。
で、なんで唐突にこんなことを書いているのかと言えば、3日ぶりにPCの前に座ってみて、メールチェックしたり、いつも訪れていたサイトさんたちを巡ったりとやっているうちに、自分がPCから離れられない身体だということに気づくからな訳で。ええ、現代人の多くはそういうものなのでしょう・・・とは思いますが。どーも心の奥底に「そんな生活はよろしくない」という思いがあるのです。PCの前にいるだけじゃ得られないものがいっぱいあるぞ!と思っている。「少年よ書を捨て街に出よう」だったっけ?それなんです。オバサンも書を捨て街に出ようと思うのですがね。たった3日間PCから離れて山の中に居るともうPCがかわいくてかわいくて・・・。PCにハマるというのは的確な表現ではないのですが。
ただ、それ以外のものが見え難くなるのは嫌なんですねえ。なぜだか。何でもわかった気になれるのが怖いですし。労せずしていろいろな情報を手に入れたり、モノを手に入れたりできるのがすっごく楽しくて、でもそれはいけないことなんじゃないかって無意識に思っていて。そういう自分に対する漠然とした恐怖感。ううーこわっ。
でもだからこそ半強制的に山篭りしたりもするのですけど。それも定期的に。
それが何か自分のために役立っているのかどうかも定かではないのですが。
連休でそんなことを感じてしまいました。もしかして私ってものすごーく古くさい、アナログなタイプなのかもしれないと・・・思ったりしました。でもやっぱりPCはいい。