新 お気楽日記

日常を徒然なるままに。

後日談

先月の30日に書いた日記、「下手に出てりゃ舐めやがって」な話の後日談。
電話を入れると今まで言ったことのない「お世話になってます」の言葉、そのくせして仕事を持っていくと、延々とそれに対する講釈。講釈というよりは、文句。印刷所のクオリティが低いとか、写真の出来が悪いとか。つまりは「自分のやったデザイン以外の部分のレベルが低くてやってらんないよ」という意味。今更そんなふうに虚勢を張られても悲しくなるだけ。可愛そうな人だな〜と他人ごとのように思います。
写真については「なんか痛い写真だな〜」と文化財の社殿に対して言いたい放題。「修正するとか言ったくせによ〜あのおっさんよお」と、ガラの悪い物言い。いえ、そのおっさんと呼ばれてるカメラマンは社長なんですけどね。彼は社長としての手腕はかなり問題アリですが、カメラの腕ではこの辺じゃ右に出るモンはいないでしょうねえ。で、何が言いたいのかと思ったらその社殿の色が気に入らなかったらしい。言っておきますが、その真っ赤な社殿は実物通りですよ。実物よりちょっとおとなしいくらい。ホンモノはもっとピンクっぽいすごい色してます。それを「ああ、そうなの?見たことないから知らない」だと!だったら文句言うなって。何しろ彼は、その社殿のすぐ近くに住んでいるのですよ。地元だというので、多少なりともアドバンテージがありそうに思えますが、彼の場合は逆でしたね。私のほうがよっぽどその地域には詳しくなってしまいました。
因みにそこは、勝海舟も2度訪れたという、弓なりの海岸が美しい町。勝海舟の訪れた理由というのがいいです。彼は傷心の時訪れて心を癒していたらしいです。そういうおおらかな気質の「豊かな海の町」なのです。でも、デザイナーの彼にはどうも無縁の話だったらしいですね。