大河の産物（だよね？）

山本太郎くんがNHKのトップランナーの司会になった（なる）という話が、新聞に載っていました。トップランナー！好きな人が出る回については結構見てましたねー。最近チェックしてないんですけど。
記事では今までの司会者とは異色というような書き方をされていましたが。どお？異色？大江千里さんとか武田真治くんとかでしたよね、私の記憶によると。個人的感想としては「今までの誰よりも適任」と思ったんですけど。
NHK的決め手は「苦手なジャンルの人がゲストの時どうする？」という問いに「本当に一流の人だったらわからない自分にもわかるように話してくれるでしょ」と山本くんが答えたことだったとか。
それを決め手にするかどうかは別として、山本くんの言ってることはその通りだと思いますねえ。本当に一流の人は、人間的にもある意味確立されていたりしますもん。「わかるように話す」というのは決して「優しく説明してくれる」という意味ではないですけど、でも相手が興味を持つように導いたり、わかったような気にさせてくれたりはすると思う。中にはちょっと意地悪なことを言う人もいるかもしれないけど、それが結果的に意地悪にならなかったり。一流の人ってのはやはりブラウン管（今時ブラウン管じゃないテレビは多いけど）の向こうにいる視聴者が見えてたり、紙面の向こうにいる読者が見えていたりするんだよねえ。今、己は誰に向かって話してるんじゃい！ってのがちゃんとわかっている人。相手の器に甘えるわけじゃないけど、ドンとぶつかって行っても大丈夫なので、突っ込んだ話もできます。私的にはインタビューの仕事のときとかにすごく感じます。
で、山本くんに聞きたいのは「一流じゃない人が来たときはどーする？」ってこと。ま、番組的には一流の人しか呼ばないよってことなんでしょうけど。トークのシナリオもNHK的でしかないことはわかってるので、これで完結なんでしょうけどね。苦手で一流じゃない人が来たときの山本くんを是非見てみたいですねえー。多分そこを上手く切り抜けるのが山本くんだと思うんです。
それにしても以前「ほぼ日」で糸井氏が「この大河に出ている人がこれからしばらくの芸能界（？）を背負っていく人になる」みたいなことを言っていたと思うんですけど、まさにそんなことを実感する今日この頃です。カマキリ将軍しかり。もう子供たちがあのCMを見るたびに「新選組みたいだー」と叫ぶのですが、これに関しては「みたい」ではないです。絵的にそのまんまですもんねえ。