新 お気楽日記

日常を徒然なるままに。

五瓣の椿第二回

自分は焼け死んだと見せかけておいて、生き残って男たちへの復讐に走る主人公おしのちゃん。第二回は一体何をするんだろー。というわけで見てみると、何やら妙な妖術を使ったり、金貸しを営んでいるインチキ医者を殺る予定らしい。しかーしこのアプローチがまどろっこしいのなんのって!
あれこれ言いつつ男を誑かして、自分の母親とそういう関係だったということを吐かせて、最終的には殺すというやり方なんですが…ええいまどろっこしい!早く殺ってしまへ!と何度思ったことか。

どうやらおしのちゃんには、味方になっていろいろと力になってくれる人がいるらしい。世を忍んで生きなくちゃならない割には、そんなに苦労してる様子もなし。と、思ったら…そうか、前回お父さんが「徳次郎と幸せに」つて残してくれた870両がありましたっけ。これをどうやら徳次郎さんと半分こにしていたらしい。

が!二人目に取りかかった時点で「足りなくなった」だとお!!!お前1人殺すのにいくらつかってんだい!と、ついつい突っ込みたくなります。このペースじゃ5人殺れないよ?

というわけで、第二回目の徳次郎さん。
大人しく新しくなった武蔵屋の帳場格子の向こうに座ってますが、なんとなく表情が無い感じ。火事から1年経って、より一層クールビューティーになったのかしら。そんな徳次郎さんにあからさまに思いを寄せてるのがわかるのは、おしのちゃんの従姉妹にあたるおこよちゃん。「椿の花好き?」かなんか言っちゃって、言われた徳次郎さんてばわかりやすくうろたえてみたりして。このお!なんでそんなにもてるんだ?徳次郎!てな感じ。いや、無理もない。仕事ができて真面目で端正なお顔の手代はもてるにきまっとります。足りないのは色気くらいですもん。
その徳次郎さん。名前のない文を受け取って、「すいません親が死にそうなんでちょっと行ってきていいですか」なんて、またまたわかりやすい嘘をついてます。でも主に「いいよ〜長くなるようでも気にしなくていいから」なんてあっさりお暇を貰ってるあたり、相当信頼されてるんですねえ。
こういうときにいちいち目をまん丸に見開いて、初々しい雰囲気が漂ってるあたり、そういう演技なのか、その頃の堺さんがそうだったのか?どっちにしても「つるん+しゅっ」がハマってます。
この微妙にわざとらしい「嘘をつききれない雰囲気」は案の定おこよちゃんには「嘘ついてるんじゃないか?」と疑われちゃってますが、まあそこはヨシとして。
結局おしのちゃんに自分の取り分のお金をごっそり全部お届けします。いいのか?そんな甘いことで。いっそその金もっておしのちゃんとどっか逃げればいいのにと思いますが、基本的にはお嬢さんと手代という原則は崩れないらしく、久しぶりに会っても「お元気かどうかだけが心配で」とか言っちゃって、色気も素っ気もなし。お嬢さん側も「私にかかわっちゃいけないわ」とかなんとか、中途半端な愛情で徳次郎さんを突き放し…。だったらその金を徳さんに返せ!と、思うわけです。堺ファンとしては、徳次郎が真面目すぎて、お嬢さんのいいなりなのが癇に障るってもんです。
しかしここで理論派堺、いや徳次郎は「この金はお嬢さんのものです。それより一体これからどうするんですか?どうしようと思ってるんですか?自分の人生設計ちゃんと考えてるんですか!」と追い詰めたりして。するっと「あんたの面倒見る腹は決めてあるよ」と伝えているのにもかかわらず、お嬢さんは及び腰。徳次郎!今だ!押し倒すんだ!と、心の中でエールを送ってみましたが、ダメでした(NHKだぞ)。
徳次郎、お嬢さんの放火殺人を知るも打つ手なし。すごすごと元の位置に戻れ…状態。
くう〜〜〜悔しいねえ!


というわけで、徳次郎はお嬢さんの秘密を知ってどうすんのか?というところで第二回は終了(あくまで徳次郎中心で)。


色仕掛けで男の懐に入り込み、簪で仕留めるという、まるで仕事人のような技を披露するおしのちゃん。しかーし、どっこにもそんな色気は感じられないし、なんで男がそんなに一生懸命になるのかもサッパリわらかん…っつったら気の毒かな?そもそも…徳次郎もだよ、さっさとおこよちゃんとっくっついて、武蔵屋を継ぐ算段をした方が(殴)。


次回へ続く…。