新 お気楽日記

日常を徒然なるままに。

参観日の常識

常識とは、18歳までに身につけた偏見のコレクションだ。

とか言ったのは、かの有名なアインシュタイン博士でしたが、破って良い常識、是非とも破りたい常識、やっぱ破っちゃいけないでしょう?っていう常識…いろいろあると思うのです。


というわけではてさて、これは常識or非常識?


学校の学習参観日。カメラやビデオカメラの持ち込み&撮影はオッケー?


次女の入学初の参観。案の定途中で気持ち悪くなりそうな私はギリギリに行って、廊下の窓からチョコチョコ覗き状態です。しかし中を見てびっくり。約一名お母さん、ビデオ撮影してらっしゃいます。先生も何も言わない…なんかヘンじゃない?そもそも参観って何?記念行事じゃないでしょう?遊びじゃない。あれは授業。なんて言うと「迷惑かけてない。何で悪いの?」て言われそうだけど、それこそが常識の問題じゃないのかな。先生もやりにくいでしょうに。
でも先ほど調べ物をしていたら、授業風景を撮影した写真が個人のブログに掲載されるのを発見。やはり参観日だったそうです。もちろん個人を特定できるような写真ではなかったけれども、机の上に乗っているプリント、それに書きこむ子供の手…明らかに授業中。いいのか?どうやって撮ったんだ?この写真。
そう言えば数年前、長女で学校役員をやったとき、理事会の場で学校側に「社会科見学などの写真を撮って販売して!」と詰め寄った人がいたっけ。そのときは教頭先生がキッパリと「あれは授業の一環、安全面の確保、授業としての充実が最優先なので、そういうことはしません」と言ってて、とても納得でした。それでもそのお母さん「それなら子供にカメラを持たせてもいいですか?」なんてトンチンカンなこと言ってたな。お前んちの子は授業中に授業聞かないで写真撮るのか?と(笑)。
そう言えば幼稚園の参観日もお手紙に「カメラ・ビデオの持ち込みは禁止です」って書いてあったっけ。お陰でそういうことをする人はいなかったけど、書いてあるってことは書いてないとやる人がいるってことですよね。


なんだかもう、常識がわからなくなってきちゃったなー。でもなんだか、意地でも自分の偏見のコレクションを守りたい気がしてきます。モノより思い出ってイイCMあったじゃないの。写真やビデオよりも、お母さんが見に来てくれた事実そのものが大事じゃない?自分の映ってる参観日のビデオなんて、私たちの時代にはもちろんなかったけど、別に欲しかったとも思わないしなあ。
私は貧血起こしても、この目にきっちり焼きつけようと思います。