新 お気楽日記

日常を徒然なるままに。

花盗人はただの盗人

すぐ近所にある実家のこと。道路沿いのフェンスに沿ったところに母は真っ赤なバラを植えていて、これが意外といい感じで四季咲き。一気に咲いて満開!というふうにはいかないのだけど、常に2〜3輪は豪華な花が咲いているという。
それがなぜか今年はあんまり咲かない。で、あるとき母は気付いた!


「昨日までつぼみだったのが切られてなくなってるー!」


そろそろ咲きそう〜と思って見ていたから間違いないと。
さあて、誰が切ったのよ?ってなわけで、最初は父が切って仕事場にでも持って行ったのか?と思い、でもそれは×。次は私が切って家に飾っているのか?と思い、それも×。結局わからないままうやむや。
そしたらつい先日、近所に住むおじさんがなんと鋏を持ってきて、普通にさっと手をのばしてパチリと切って持ち去るのを父が部屋の中から目撃!つて、その場で声でもかけりゃー良かったものを、あまりのことに呆気にとられて何も言えなかったのだとか(笑)。おーい!その後も何度か同じ目に逢ってるみたいなんだけど、本人に遭遇できたのはその一回きり。

それにしても、おじさんどーしたんだ?その辺で会えば普通に挨拶するいい人なのに。あんなバラ持って帰ったら、家の人に「これどーしたの?」って言われるだろうに。
「耄碌したのかしらねえ〜」と母は言うけれども、私の同級生のお父さんなんだもん、そんな年じゃないだろー。それに


「花盗人は風流のうち」とか「花泥棒は罪にならない」


なんて言葉で誤魔化されちゃいけませんて。花盗人は、現代では犯罪ですって。というよりも、他人の家の丹精された花に手を出しちゃいけませんて。咲くのが楽しみで育てているんだから。そういう家主の気持ちがわかってない時点で、風流の欠片もないってことですって。

とか言ってるうちに、おじさん、近所の公園の花なんかもバチバチ切ってることが発覚(汗)。もーダメだってば!