新 お気楽日記

日常を徒然なるままに。

相場

原稿を書いたり、編集をしたりというのは、ひじょーにお金に換算し難い仕事。文字数とかで換算されることも多いんですが、泣きながら100回書き直しても、テレビ見ながら適当に1回で仕上げても、結果いただけるギャラは同じだったりします。上手くいけば、凄まじくアコギな商売。

さて。

「これ年に4回発行で、丸投げ。進行管理も含めすべてのディレクションNICOさんならいくらでやる?」と聞かれたりするとすごく困る…。電話で即答しろと言われると尚更困る…。
ここで安すぎると、便利がられて使い倒されてボロ雑巾のようになって捨てられる…尽くすタイプの気の毒な女みたいになっちゃう。でも高くすると、何お高く止まってんだよ自信過剰なんだよ、使いにくいな…と、誰も寄り付かない意味のない高嶺の花状態になっちゃう。相手が思っているよりちょびっとだけ高いことを言うと、値切られても恩を売ることができるし、値切られなかった場合はラッキーな収入ということになる。大人の世界って嫌ね…。
はてさて。
「うーん。遠いしなあ。打ち合わせだけでも一日拘束されちゃうしなあ」と渋った素振りを見せておきつつ、内心「こりゃ1回20万だな」と。しかし内容的にあまり乗り気になれないモノだったので思い切って少し高めに…と思ったら「最低30万かな」と口走ってしまった…。
「はい30万ね。じゃあそれで見積もり出しておきまーす」って、うぉおおおおいいい。そんな景気のいい企業がイマドキあるのか?怪しい仕事じゃないのか?と心配が逆に膨らむ…。「30万分は働いてもらうぜ」みたいな、昔の女衒みたいなことになったら…行ったきり帰ってこられなくなったら…。

さあこの見積もりで私に仕事が回ってくるのか来ないのか?あらゆる意味でどきどきだ(笑)。