新 お気楽日記

日常を徒然なるままに。

暴風雨後

45リットルのゴミ袋に4つ。中身は全部落ち葉とか枝とか。お菓子の空き袋とか、レジ袋もちらほら。
昨日の暴風雨で、朝起きてみたらガレージとその前の道がすごいことに。どんな山の中に住んでるんだっつー感じですが、町の中です(笑)。
この落ち葉を片付けないことには車も出せんっ。ほんと大袈裟じゃなく。キャスター付きのガレージの扉が開かない〜(涙)。というわけで頑張りました!ガレージ&玄関&家の前の道路…が道路の途中くらいで疲れちゃった…もうっいやっ!何故か御近所の中でもウチの前ばっかりに吹き溜まるんですよ。そっち優先なんで、庭は手付かず…いいですもう庭なんてどーでも。車が出せて、御近所に迷惑にならなければそれでいいです。
でも娘に手伝わせながら道路の掃き掃除をしていると、知らない通りすがりのおじさんおばさんが
「大変ねえ」(←私に向けて)
「偉いわねえ」(←娘に向けて)
と声をかけてくださるので、それだけでかなり頑張れます。正直、ちょっぴり嬉しかったり♪


そんな掃除をしながらふと思い出したのが母方の祖母のこと。彼女は昔とあるターミナルステーションのすぐ近くに住んでいたんですが、そこの地下道の掃除を雨の日も風の日も毎日しておりました。私が生まれるうんと前から、そして私が結構大きくなるまで。あんまり毎日きっちりやっているものだから通行人の方の中には「おばさん、いくらもらってやってんの?」って言う人もいたそうです。何十年続けたでしょうねえ。噂になったらしく、あるとき市長さんが来て、表彰してくださったそうです。昔の人ですから「有り難いねえ」ってとても感動していたみたい。
彼女は損得関係なしに動くタイプで、今でいう天然だったので、きっと「いいことをしている」という意識もなかったんだと思います。なんだかそういう人でした。
でもそんな彼女でも、きっと心の支えは必要だったと思うんです。お坊さんじゃないんだし、そこまで悟りの境地だったとも思えないし。何しろこの私が孫なわけだし(説得力あるなあ)。その「やる気」の支えはもしかしたら、道行く人の「きれいにしてくれてありがとう」とか「ごくろうさま」という言葉だったんじゃないかな〜と。
その後駅前開発で彼女は家を立ち退くことになり。そして地下道もなくなってしまい、長年続いたお掃除は終わりました。


何が言いたいかって、やっぱり褒めてもらったり、労われたりするのっていいなあ…と。モチベーションあがるぜ!と(そっちかいっ)。「なんでウチの前だけこんな落ち葉〜〜〜風向きが悪い!きりがない!」と文句たらたらの孫でも、声をかけてもらえただけで途中で放り出さずに頑張れるわけだし。そしておばあちゃんを思い出すわけですから。結果的にプラス。基準値がどんなに低かったとしても、プラスであることには間違いはないっ。
もしかしたらこれに気付かせるために、神様はうちの前を吹き溜まりにしたのかもしれません。