新 お気楽日記

日常を徒然なるままに。

贈り物

今度結婚する友人が引き出物を何にするかで悩んでいました。近年はカタログギフトが全盛で、私も9割くらいはそういうのを受け取っていましたが、あれってなんだか私はあまり好きじゃないです。あれだけの品数がありながらそんなに欲しいと思えるものがなかったり、値段の割りに内容がイマイチだったり。私が結婚した頃はそんなに全盛ではなかった時代なので、普通に悩みながら食器を選んだりしましたねえ。今でも親戚なんかには「あの食器今も使ってるわよ」なんて言われて、ちょっぴり嬉しかったりします。
その友人曰く「最近はまた見直されているみたいで、カタログにしない人も多い」のだそう。彼女もカタログだけは嫌だと言っていました。
私も何かモノでいただけるほうが嬉しいような気がします。包みを開く楽しみってあるし、そのホヤホヤご夫婦がどんなモノを選んだのか?二人の個性が出るような気がして、楽しい。例えそれが「ええ?」っていうようなヘンテコリンなものだったとしても、その二人らしくてこちらの思い出にも残るし(笑)。不思議なことに記憶力の悪い私でも「あ、これは○○さんのときの」って何故かちゃんと思い出せるんですよね。だけどカタログだと「あ、これは誰だったかな?」って頂いたのは覚えていても、細かに誰だったかが思い出せない。
モノより思い出と言うけれども、モノが思い出になることもあるわけで。合理性よりも品物にくっついてくる別のアレコレの方が楽しみです。贈り物って基本的にそういうもんじゃないかなと思います。

で、本日夫が持ち帰ってきたのは、先日のお葬式のお香典返しのカタログ。香典返しもカタログなのか…ってちょっと驚くけれども、実はこっちの方が理にかなってる気も。不幸のあとってそういう細かなことを考えている余裕はなかったりするし、そもそも香典返しを考えるのが楽しい筈ないし、頂いて開くときだってこちらもワクワクなんてしないし…。これこそ合理性優先でいいのかも。

さて、何にしようかな。
でもこういうのって、貰い忘れる人結構いそうですよね。