新 お気楽日記

日常を徒然なるままに。

続・浄水器

いつぞやこちら浄水器をつけるかどうか?と書いたっきりでした。怠惰な管理人です。

仕事の兼ね合いもあっていろいろな方に何故浄水器をつけるのか?リサーチしてみましたが、その殆どが「え?つけるの当たり前でしょ?」と「今更わけわかんないこと聞かないでよ」ってなもんでした(笑)。「何で雨の日に傘を差すんですか?」ぐらいの愚問だと思われたようです。実際皆さん「水道の水って臭い」とか「まずい」「気持ち悪い」とか仰ってますので、「十分美味いだろ〜」と思っていた私が貧乏舌だったってことで(笑)、恥を偲んでここに記しておこうと思います。

昔ね、私が子供の頃って本当に水が不味かったんですよ。ウチのあたりの水源にはその頃アオコが大発生することが多くて、普段から塩素臭かったのに(←これはよく覚えてる)、そういう時はさらに塩素を大量投入するわけです。なもんだから学校なんかでは「今日は水道水を飲んではいけません」なんて通達が出るくらいでした。あの頃は水やお茶をペットボトルで売るなんてことはなくて(ペットボトル自体がなかったですね)、皆喉の渇きに耐えながら帰宅して冷蔵庫の麦茶を飲んだもんです。でもその麦茶もその水道水で淹れたもんなんですけどね(笑)。そんな時代を経験しているせいか、今の水道水は本当に美味しい!と思ってたんです…がっ!

先日ハウスメーカーさんの主催するイベントで、とある浄水器のお水を飲ませていただきました。普通に美味しかったですねえ。困るのは何を飲んでも「普通に美味しい」というところで。お水なんて「すっごい美味しい!最高!」って思うもんでもないというのが批評に苦しむ(汗)。水道水と匂いを比べましたが、確かに比べてみると匂いは結構違ってました。貧乏舌にもわかる違い。でも並べて比べてみないとわからない程度だったけど。
案外私の心を打ったのは、野菜を洗うときに塩素を取り除いたもので洗うと切り口から茶色になりにくいというあたり。つまりサラダのレタスが半日くらいしても茶色くならないということで、それは便利すぎる♪と喜んだ私に説明員の方は、「生鮮品を早く傷める要素があるということは、あまり人の身体にも良くないということですね」とやんわり。利便性優先の私は若干恥ずかしい感じが(笑)。
お米を研ぐときも研ぎ水をこれにした方が美味しいのだそうですね。最初に触れたお水をお米は吸収してしまうので、水道水で研いでしまったら炊くとき良いお水を使ってもあんまり意味がないのだそう。言われてみれば納得の理論。乾麺を茹でたりするときも然り。蕎麦でも酒でも豆腐でも、水の美味しいところのは美味しいって言いますもんね。やはり自分は今まで無頓着すぎたかしら?もちろんだからと言って水道水は気持ち悪くて飲めない…なんてセレブなことは言いません。あくまで庶民派で(笑)。

結局あれこれ考えたんですが、「やらずに後悔するならやって後悔しろ」の座右の銘にしたがって、「つけずに後悔するならつけて後悔しよう」と思い、つけることにしました。後付の卓上型とかだったら今決める必要もないのですけど、台所の作業スペースにああいうものが据え付けられるというのはどーも性に合わないんです。掃除は決して好きだとは言えないのに、家が汚いのはそれ以上に耐えられない矛盾きわまる我侭でして。そうなると「簡単にキレイにできないとダメ」という結論に行き着くわけでして。ならばビルトインできれいに加工してもらって、細い水栓がにょきっと出る方がいいだろうと…。

機種はハウスメーカーの頼れるインテリアコーディネーターS女史がお勧めしてくれたのに決めました。なんでもステンレスボトルみたいなのをシンク下に設置する感じで、一年に一度それを丸ごと取り替えるのだそうです。私でも簡単に着脱できるタイプなので、これなら便利だろうと。あれこれ切り替えスイッチなんかがあると面倒なので、なーんのスイッチもない単純に蛇口を捻るときれいなお水が出てくるというシンプルなもの。お値段は「げっ」と、とりあえず一瞬二の足を踏むぐらいではありましたが、出せない金額でもないし…と。
世の中では料理の鉄人で有名になったシーガルフォーというのが人気なのだそうですが、これはハウスメーカーの業界値引きを使ってもらってもさらにお高かったです。いくら数千万のお買い物で金銭感覚が麻痺しているとは言え、そこまでしなくても…という気分になってしまって。二番目のにしました。

果たしてこれが本当に役立つのかどうなのか?わかるのは秋以降ということになりますね〜。