新 お気楽日記

日常を徒然なるままに。

貧血

貧血になって倒れる…というのは、なったことのない方だとどうやら想像しにくい感じみたいですが、幼稚園児の頃から集会だの遠足だのの度にばったり倒れていると、逆にその症状の重さというのが自分でもわからなくなってきます。それが日常になってしまうというか。

だから、長時間立っているとか歩いているっていう状況を作らないように生活するのが当たり前になってきてまして。極端な話、デパートのエレベーターガールはお願いされても無理(お願いされてないけど)。仕事でも何時から何時まできっちりここにいないとだめ…みたいなのはその責任を遂行できない可能性が高いので無理。結局ある程度自分ひとりで完結できて(あくまである程度だけど)、立ったり座ったり横になったり、はたまたお茶を飲んだりということが自由にできる触手を求めて彷徨って現在に至る感じがしなくもない。フリーになる前はやはり会社勤めだったので、やはりその点で会食の席でバッタリ倒れたり、そのお店を出ようとして階段から墜落したり、パーティーで立ってられなくて裏側でしゃがみこんでいたりと、方々にかなりのご迷惑をお掛けしておりました。ヘンな話ですが、そういう意味で「勤められない」と思ったこともあってのフリーなんですが。
その頃は意地の悪い男同僚に「そうやって体調崩したりしているのは、自己コントロールできていないからだ!」と罵声を浴びせられたり「甘えている」と怒られたりしたもんですが、言われてもどうにもならんもんはならん。体力づくりができていないんでしょうかねえ。でも幼稚園で既に周囲と差がついてしまっていたのは、やっぱりそれでも私の自己管理の所為?別に自分の体質をアピールするつもりはないんですが、なんだか身体が辛いのにそういうことを言われるのは身に堪えるなあ…と。当時情けなくも悔しかったことをよく覚えています。いや、意地で目の前がチラチラ暗くなっても、ふらふらしながら歩くことぐらいはできるようになりましたし、バッタリ倒れる前に電車を降りるタイミングを図るくらいのことはできるようになりました。

で、そんな話をしたかったわけではないのですが、先日人間ドックに行くにあたって夫に「学習参観も見ていられないようじゃ困るだろ。医者に診てもらえ」と言われ、始めて「あ、そうか」と思いました。これは「体質だから」と放置しないで医者に掛かったほうがいいのか?と。ここで冒頭の話になるんですが、30年以上そういう状況だと病気だとか大変だとか思わないので(病気だとは今も思わないけど)、ほったらかしだったんですね。でも直せるものなら直した方が?っと思って、早速問診時に「貧血っぽくて立ってられません」と訴えてみました。しかし先生の反応は「じゃ検査結果を診て、それ次第ってことで」で終了。
もうちょっといろいろ聞いて貰えるものかと思ったら「そんなことぐらいでいちいち相談するなよ」的な雰囲気。思えば毎年検査結果は「要観察」ぐらい。観察し続けて30年。うーん、やっぱりこのままずーっといくしかないのかなあ…。体質だな…ぐらいの感じで。

でもここは残りの人生を賭けて(笑)、脱貧血を目指したい!検査結果早く送られてこないかな〜。