新 お気楽日記

日常を徒然なるままに。

猫騒動

実家に仮住まいするようになって早2ヶ月。我が家の1匹の猫は幸せそうにまったりやってます。が!その猫を追いかけてくれる猫ちゃんがいらっしゃいます。しっぽのくるりと巻いたキジ猫ちゃんで、なかなか可愛いんですが、しかしこの子勝手に網戸を開けて入ってきては、人のいない部屋で寛いでいかれる胆の太さ。あちらこちらの網戸が開けっ放しになってしまうので、父がつっかえ棒をしたところ、ガタゴトと頑張ってらっしゃいましたがさすがに観念したらしい。

しかしそれだけでこの子は終わらない子でした。
今日は夕方ふと見ると、どこからよじ登ってきたのか2階のベランダに出現。うちの猫と仲良しなのかと思いきや、網戸越しにフギャーフギャーの大バトル。驚いて駆けつけてみると、逃げ出すのはウチの猫(笑)。その子は網戸の向こうでじっと私を見詰めています。逃げる様子もないので網戸を開けて「こら!喧嘩はダメでしょ!」とまるで我が子を叱るがごとく声を荒げてしまいました。
ところがです。この子私が近づくと約1.5メートルの距離を保って移動するだけで、逃げないんです。ベランダの端まで追い詰めると柵の間から屋根の上に移動。そこまでは私も行けないので困ったなと思っていると、なんとこっちにお尻を向けてマーキング。きいー!よりによってそんなところでするなー!と騒いでもどーにもならず。しょうがないので今度は家の中からそのあたりの窓を開けて「これっ!」と大声。この辺まできて、何で自分がそんなにムキになっているのか若干疑問は湧いたんですが(笑)、乗りかかった船というのでしょうか、自分を止められません。
猫の移動にあわせて窓をあけて「おい!」。とかやっているうちに猫は、内側からだと階段の踊り場の窓のところへ到達。もうあっちを開けてもこっちを開けても距離は縮まりません。私が深追いできないことを知ったのか、再びそこでマーキング。そしてごろ〜んとお腹を出して寛ぎやがりましたっ!こうなったらこっちも意地で、階段の手すりにつかまって幅5センチぐらいの足場を頼りに窓まで到達。普段子供がアスレチックのようにそんなことをしたら「こらー!バカタレー!」と怒るくせに(笑)。
右腕で自分を支え、身体を反転させ、左手で窓をガラガラっと開ける。場所が場所だけに普段絶対開け閉めしない網戸を勢いよくガラガラっ!とあけた瞬間、網戸が外れてガーンと落下。咄嗟に落としてはならぬ!と、はっしとそれを片手で押さえ、がたがたやってるうちに格子にひっかかってとりあえず落下は免れましたが…。気づいた時には左腕の付け根のスジがピキピキっと。

とりあえずそこはそのままにして(直せない!)、再びほかの部屋の窓からのぞくと(我ながらしつこい)、もちろん危険箇所からは身を遠ざけ、「何やってんの〜?」というような顔でこちらを見ています。

完敗です。

結局子供には「ママあそこは乗っちゃいけないところでしょ」と窘められ、落ちかけた網戸を直してくれる父に「何やってんだ?」と笑われ散々。しかしまだまだバトルは続きそうです。