だから引越しは嫌い

引越しにまつわる「私がバカ」だという話を２連発。

用事があって私は下の子を連れて夕方学校におったのです。上の娘は一人で帰宅して、支度をしてから習い事へ行く予定。すると家から携帯に電話。

「どうしたのっ」
「出かけたいんだけど傘がないの。どこにあるの？」
「傘？なんで傘がいるの！（ちょっと怒ってる）」
と窓の外を見てびっくり！久々に晴れ渡ったと思ったら唐突に雷が…。既にぽつぽつ降り出している。
「ご、ごめん。もう引越しまで使わないと思っておばあちゃんちに持っていっちゃった！」
「だろうと思って今行ってきたけどみつからなかった」
「ごごごご、ごめん。下駄箱の端っこの扉の中にしまいこんだ！」
「わかった。もう一度行って来る」
「頑張れ！（←意味不明）」

すまんすまんすまん。いくら徒歩１分とは言え、雨の中実家を２往復。しかも実家の両親は旅行中でいないのだ（笑）。あっちの家の鍵を開け、こっちの家の鍵を閉め。結局ちゃんと傘をゲットして、遅刻もせずに習い事に向かった模様…娘よ、えらいぞ。私だったらパニクリそうな状況の中、無人の家に帰宅してみると宿題も終わって、おやつも食べて、連絡帳もしっかり広げてサイン待ちになっている。「成長したなあ〜」と自分のドジは棚に上げて感動しつつ眺めてみると「明日の持ち物：絵の具」。

「絵の具持って行くのか」ってぉぉおおおおいぃっ！

そんなのもうどこにしまったのか、ようわからん状態になってるんだよ。いや、使うだろうという予想はされているので、そういう類のもんはちゃんと実家行きのダンボールに入れて、大きくそう書いたはずだ！と自分を激しく信用して、実家行き子供関係ダンボールを片っ端から開ける！ぴっちり角を合わせて貼りあわせたガムテープを剥がしまくる空しさ…。そして「もー！どこにいれたのよ！」と自分に文句言いまくりの私にドン引きの下の子。
しかーしない！ない！ない！あんなにでっかい絵の具セットが何故か出てこない！もしや！先行してお預け荷物を取りに来た引越し屋さんがラベルを見間違えて持って行ってしまったのか？　いや、実家行きのダンボールのラベルに印刷された通し番号は揃っている！　ということは私が間違ってお預け荷物のラベルを貼ってしまったのか？　だとしたらもう新しいのを買いに行くしかない（って既に夕方5時）！　
おお！そのしっかりものの娘を迎えにいかなくてはいけない時間ではないか！　
おお！そうだ今日は月謝も持っていかなくてはいけない日ではないか！（お金がないぞ）

とりあえず道を歩きながらも、仕事真っ只中の夫に電話して「知らない？」と聞くも当然のことながら「知らない」。
「なんで知らないのよっ！」（←いや、夫は悪くない。ただの八つ当たり）

とりあえず頑張った娘をねぎらい、再びほぼ半べそ＆半狂乱状態で探しまくりはたと気づく。もしや。

サンダルつっかけて実家へ直行！　すると絵の具セットはちゃんと棚の上に並んでおりました。突然使うって言われたときにすぐ出てこないと困るからって思って、学校や幼稚園のものがダンボールに詰めず、手運びで持って行ってあったのでした。自分で気を利かせたはずのことをすっかり忘れているとは…情けなや。
傘といい絵の具といい、何をやっているんだか。

既に夕飯の時間も過ぎ、もちろん夕飯の支度などできているはずもなく。「今日は二人ともよく頑張ってくれたから、回転寿司食べに行っちゃおうか〜」と笑って誤魔化した母である。

「絵の具見つかりましたー。ごめんごめん」と夫にメールをしたのは更に３時間後のこと。再びすまん…存在忘れてた。