新 お気楽日記

日常を徒然なるままに。

番外編

BSでやっていたビフォーアフターの再放送「本に埋もれた家」をわざわざ録画して見てしまった(笑)。
四谷の荒木町と言えばめちゃめちゃ面白い町なんですよねえ。小路がいっぱいあって、車の入れないような私道なのかなんなのか?みたいな坂がわんさかあったり階段になっていたりして、不思議な迷路のようなところだった記憶があります。町全体がすり鉢状で、一番低いところは池っぽくなっていたような…。そのすり鉢具合もすごい急激で、半ば崖っぷちっぽさすら漂う。「ここ東京だよね?」と確認したくなるような素敵な町。花町として栄えた時代があるだけに、ちょっと個性的なバーとかもあって素敵だった記憶あり(酒飲めないくせに)。

話は番組に戻ります。リフォームするお宅の床を引っぺがしてみたら水がびちょびちょ。で、チラリと映った古地図。松平摂津守の文字に反応する自分。なるほど、この地形を使って山あり谷ありの美しい庭を造ったに違いない。というわけで、その池の中だった場所に建っているお宅なのだそう。古い日本家屋らしい風情も残っていて、素敵なお宅なんですがこれが見事に本に埋もれている…ってか効率よく片付けたらもうちょっと普通に住めているはずだぞ…とか思ったり。リフォーム前に片付けようぜ…的なことを思うのですが。増築した書庫にはこち亀が並んでたりとか結構おちゃめ。
しかしどうなんでしょう床下の書庫ってのは。しかも畳をあげて、さらにフタを開かないと本は出てこないのですよ。あれは絶対使いにくいぞ。というかあそこに入れたら二度と出さなくなりそうじゃん。で、結局長い間閉めたままにしてしまって、つまりはそれが「必要のない本」だったということの立証になってしまいそう。何十年後かにまたリフォームってなったときに「なんと床下から夥しい量の本が発見されました」とかナレーションが入るんじゃないか…とか余計な心配までしてしまいました(笑)。
我が家もさすがに4000冊とは言いませんが、夫の本がすごい量なので。新築時の収納の参考になる部分はないかなあ〜と思ったのですが、あんまりなかったですねえ。あの作り付けのスライドレール本棚もね、本当にオーダーして作るとすごい値段になるんですよ(←すでに考えてくじけそうになっている)。スライドレールにどれくらいの耐久性があるかわかんないしねえ。
でも和のテイストの取り入れ方とかは結構参考になりました。床の間にカラクリ扉はいらないけれども(笑)。廊下に畳ってちょっとリッチな感じがしていいですよねえ(笑)。皆が歩きまくったらあっという間に擦り切れそうだけし、掃除めんどくさそうだけども。
でもああいう町にある家だったら、あの外観もオッケーなんだろうなあと。やはりどんな町にある家なのか?っていうのは大事な気がしました。料亭みたいな表札もオッケーだろう…通りすがりの人がお店と間違って来ちゃいそうだけども。なかなか素敵で面白かった。我が家でやったら「なんじゃなんじゃ」と街中から浮きまくってしまいそうだけど。

あ、ウェブで四谷荒木町を検索してみたら、素敵な写真がいっぱいみつかりました。やっぱりあの町並みに惹かれる人っていうのはいっぱいいるんだろうなあ〜。