新 お気楽日記

日常を徒然なるままに。

白虎隊前編

やっと今頃前編を見ました。1週間遅れ。皆様のブログ等で感想を拝見していたんですがなんだかとりあえず前編では私はこの世界についていくので精一杯(笑)。笑っていいシーンなのか、怒っていいシーンなのか…おろおろ。
容保様がすごいアグレッシブなのが「きゃ」とちょっと嬉しかったり、でももうちょっと病弱にしてくれたらもっと「きゃ」だったのに…とか。頼母が案外と思っていたよりよい感じかもと思ったり。世良…ここは笑っちゃいかんのか?とか。
タイトルが白虎隊だからこうなってもしょうがないんでしょうけど、でも薩長はああいう描き方でいいのかなあ?というのが。どっちが正しいもへったくれもない話なので、討幕派がやたらと下品な雰囲気に描かれているのはどうなんでしょうね。佐幕派大好きな私でも「そりゃねえよ」とちょっと思ったり。奴らも結構いっぱいいっぱいのところで踏ん張ったんだから。そんな「結局俺らが勝つのさ〜うひひ」みたいな状況じゃなかったと思うんですよ。鳥羽伏見あたりだって相当いっぱいいっぱいだったんじゃないかと。てか戦ってそういうもんじゃ?
いいんですよ、史実は史実、ドラマはエンターテインメントだから。でも演出的にやり過ぎると、どっちにも思い入れられなくなってしまいます。見る人もそんな一元的な描かれ方は楽しくないと思っちゃうんだけど。どうでしょう。後世の結果を知っている人の視点ですよねえ、あの描かれ方は。
一方白虎隊視点でいくと、こちらはあくまで人間模様なのですね。しかし「死に方、死に方」と連呼されると少々興ざめ。そういうのって声高に叫ばないからぐっとくる…っていうか。いろんな親子愛を描きたいのでしょうけれども、なんとなくこれも嵌りきらないまま前編が終了してしまった…。でも少年たちの無邪気な遣り取りとかは嫌じゃなかったですね。これこそ演出次第なので、あれはあれで面白いなあと思いました。
きっとこれバランスなんですよねえ〜。この際もっとストレートに少年たちの青春を追ったらいいのに…とか思って。合間の薩長の「うひひひ」は、いらんから。大人の汚い世界と、子供たちの純粋な思いとを対比させたいんでしょうけどね、ちょっといきすぎ感が否めませんでした。

というのが前半の感想。とにかくどんなドラマでも大概泣く私なので、後編を見れば号泣するでしょう…。できれば峯吉の母視点で泣きたいところなんだけども、ちょっとこの母には感情移入ができなかったんすよねえ。今のところ。はてさて、どんなところで私が泣くことになるのかっ(←変な予告)。後編へ続〜く。