新 お気楽日記

日常を徒然なるままに。

年齢

昔編集の仕事をメインにしていた頃は、いろんなところへ取材の申し込みに行ったり、電話をしたり。今みたいにメールが当たり前という時代ではなかったので(いつだよ・笑)、相手に怪しまれないようにまずとっかかりを作るというのが難しかったように思います。電話や突撃はいくら気を使ったところで、相手の時間を無理矢理割かせることになるので先方次第では「うっせーな」の一言で片付けられて、名乗らせて貰えないこともしばしば。その点メールというのは凄いアイテムだなあと思います。

という話はさておき。昔はアポ取りや取材でも相手にあからさまにいやーな顔されたり、向こうが妙に高飛車だったりと半ベソな目にも遭ってきました(笑)。このところめっきりそういうこともなくなりまして、その意味では楽になりました。不思議なものだなと。仕事に対する姿勢を変えたつもりはないし、どっちかって言うと昔のほうが真面目に誠意を持って挑んでおりました(じゃあ今は?って突っ込まないでね・笑)。周囲の当たりが柔らかくなったり、好意的であったり、つつがなく仕事ができるようになってきた原因を考えていて思うのは年齢かな…と。勿論年齢に伴って重ねてきた経験というのが、知らぬ間に役立ってはいるのでしょうけれども。単純にそこそこの年齢に見える人間に対して、世の中は一目は置いてくれるらしいということを身をもって知りました。若いとそれだけで見下されるというのは実際ある話だし。「見下されている」「ちくしょう」と思う心がきっと相手にも伝わってしまっていたのだろうなあ、とも思うのです。

で、結局何の話なのかってと、別に大した話でもないんだけど(笑)。仕事とか人間関係とかで躓きがちな若い人は、もうその若さそのものがネックだということもあるのだということを自覚したら少し楽になるんじゃないかなあと思った次第。いくら優秀でもそれでは埋められない。年をとることでしか得られないモノもあるような気がちょっとしたんです。そう思うと年を取るのはそう悪いことじゃない…。気持ちは若々しくいたいなーとは思うけど、実年齢を若く見られても別に嬉しくないこの頃でした。

いや、勿論そういう若い時期にがむしゃらに頑張ることが後の糧となることは大前提なんですが。