合わせ技
こうなんと言うんでしょうか。日常生活からネタの拾えない病気にかかっているみたいです。なぜか仕事もすらすら進んでおり(いいことなのに)、お!これは!と思うことはとてもここでは書けないことだったり(もったいない)、ハプニングもなければドキドキするような出会いもなく(笑)、一体私はいつも何を書いていたんだろう?という状態で。
というわけでネタがないときの「読んだ本」誤魔化し術。しかも今回は食べ物ネタとの合わせ技!
- 作者: 逢坂剛,北原亞以子,福田浩
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2003/12
- メディア: 文庫
- クリック: 1回
- この商品を含むブログ (11件) を見る
池波氏の小説を読んでいて「いいなあ〜」と思うのは女性に対する描写と、食べ物に対する描写です。もちろんストーリーが良いとか、人物が魅力的とか、文章が小気味良いとかは大前提の話として。
それも「美味しい!」って感じじゃなくて「旨い!」って感じがしますよねえ。それも決して描写は長くなく。すごく短い言葉の中に食べ物の美味しさがぎゅっと凝縮されている感じというのかなあ。多分そのシーンでその食べ物である意味がちゃんとあるからなんでしょうね。描写だけでなく、前後のストーリーがそう思わせるのでしょう…。
そんなわけでそのシーンの抜粋とともに料理を再現して、食べて、あれこれ書いてあるこの本は思わず「じゅる」っと涎が出そうに…。ちゃんとレシピも載ってるんだから少しは作ればいいのに、自分(笑)。
でも鬼平も自分で作って食べてるわけじゃないもんね。つまりはこういう料理を食べさせてくれる粋なお店がいっぱいあったらいいのに…って怠け者主婦…。