新 お気楽日記

日常を徒然なるままに。

今更ですが龍馬

ここ数日の日記を読み返し、昨日の日記を特に読み返し「このやる気なさそうな女は誰だ!」と思いました。なんでしょうか時々あるんですよねえ。バイオリズムとでも言うのでしょうか。でも生活は結構充実しているんですよ。実は結構忙しかったり、忙しい合間に楽しいことやったり。なのにPCの前に座ると日記に書くことがなーんも見つからない。妙な現象です。
そんなわけで、読んだ本の話でも。なんとなく今更感があるのですが「実は自分はなんもわかっていないに違いない!」と断定して読みました。

龍馬暗殺 完結篇

龍馬暗殺 完結篇

龍馬の時代―京を駆けた志士群像

龍馬の時代―京を駆けた志士群像

いくら歴史オンチな私でも、龍馬ぐらいはわかってるぞ…と思ってしまえるぐらい有名な龍馬ですが(←日本語変)、じゃあ本当にわかってんのか?と思うと全然わかっていない気がしました。読んでもやっぱりまだわかっていないような気がします。有名なエピソードが多すぎて、そこばかりに目がとらわれてしまいがちだし、映画だのなんだのとやっぱり作り上げられた龍馬像というのがどこかで私にひっかかっていて、なかなか素朴に受け止められないですね。うーん。人間の無意識な感覚とか、受けた影響とかって恐ろしいものです。もう今更脳みそをリセットできないというか…。

「龍馬暗殺完結篇」の方の、龍馬暗殺の犯人は誰か?ということに対する検証は役に立ちました〜。一つずつ検証して矛盾点などを資料と一緒に並べてくれているので、わかりやすい!当然のことながら冷静に検証することが目的で、犯人探しに結論など出ないんですが。これだけを眺めていても、龍馬を取り巻く人々のさまざまな状況や思惑が浮かび上がってきて、妄想するにはうってつけかと思われます。
龍馬ぐらいになると資料本もいろいろあり過ぎて、明らかに「どっちかが間違ってるだろ」という場合も多いので、初心者は戸惑いますけどもねえ。

「龍馬の時代」の方は、龍馬そのものというよりもその周囲、時代背景がまとめられているのでやっぱりオンチな私には助かります(何を助けられているのか?)。
因みに私が読んだのは高知新聞社から97年に出版されたものなんですが、2000年には徳島新聞社から追補版が出ておりまして。今調べたら今年の一月には淡交社からも同じタイトルで単行本が出ているんですねえ。こっちを読むべきだったか。だけど図書館には古いのしかなかったんだよ…。