夜這いの民俗学
読んだ本の話なんか書いてるってのは気分が乗ってない証拠なんですよ〜。ネタがないわけじゃないんだけど、書こうって気力が足りないみたい。
- 作者: 赤松啓介
- 出版社/メーカー: 明石書店
- 発売日: 1994/01
- メディア: 単行本
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なんつー本を読んでいるんだと思っちゃいけません。いや結構大事なことだと思うんですけどね。こういう大らかさとか懐の深さって、非常に大事な気がするんですが。まあそれも現代の感覚と比較してということになりますし、勿論「ムラ社会における」という前提がありますが、悪いことだとは思いません。何も今夜這いを推奨しようってんじゃないですけれど(笑)、何か大事なものを失っているような感覚があります。無論経験したこともないので、その感覚というのは実際のところわかりませんけれども。
ムラが人を育てている感じとか、そうやって生まれてきた子はムラの子であり、そしてまたその子たちをムラが育てるという。やりたい放題とはまったく違うんですよ。ムラごとに厳しい決まりごとはあるわけですから。すべてを肯定するわけじゃないけれどもやっぱり大事な感覚が根底にはあるんじゃないかなあと…。