新 お気楽日記

日常を徒然なるままに。

シャングリラ

え〜、普段こういう本は読まない私なんですがね。あのー壮大なSFものとか、ありえない話が連発するファンタジーとか、もう設定だけで頭がおいついていかなくて挫折するのが多いんです。でそこにあと何があれば読めるのか!「私のような頭でも読めるものはないのか〜っ!」と、さすがに叫んではいませんでしたが、常々ちょびっと思ってました。で、遅まきながら「人物!」これ大事ね。人間が面白ければ面白い!
で、このシャングリラ。

シャングリ・ラ

シャングリ・ラ


ちょっとしがらみで読まねばならない状況に片足突っ込んでしまい、読み始めたんですが、これが面白いっ!今ちょうど半分を超えたあたりなんですけども、面白くなってきちゃって!「ブログには読み終わってから書けよ」という声も聞こえてこなくもないんですが、今のこの高揚感が勝手に書かせてるんです。
人物ですね、こりゃ。あの〜正直なところ難しい経済のカラクリのところとか、やっぱりダメで(アホなんですよ私)、とりあえず文字が記号化して見えてしまうんですが(笑)。しかしそういうものを扱っていながら登場人物は誰も理論で動かないんですよ。もう勝手過ぎ!全員が欲望とか本能とかで動いている(ように見える)。かなりグロテスクな部分もあり、ちょっとエッチなところもあり、派手なアクションシーンあり、かわいこちゃんもいて、ぶさいくさんもいて。ここにクールなイケメンが絡んだら言うことなしなんだけどな。後半に期待しようかな?
それにしても壮大だなあ。こう宇宙が舞台とか、異次元が舞台とかじゃなくて、ちょっと先の東京が舞台なんだけど壮大。少しリアルに想像できるぐらいの方が、スケールの大きさって感じられるのかも。いや、リアルに想像できないけどもさ(笑)。
とりあえずガツガツ読み進もうと思えるだけで(雪風に続いての)快挙なのさ。そんな秋の夜長。