新 お気楽日記

日常を徒然なるままに。

逃げ切れないのです

時々ここに書いてますが、企画の仕事というのが、今の私にはすごく多いです。何をするかっつーと、クライアントが「こんなもん出したいんだけど、どんなもんできるか企画出して〜コンペするから〜」みたいなもんです。それがとある編プロ経由で「企画書作って」と来るわけです。で、現状としてはそこの編プロでは私以外に企画書の出来る人がいないらしく、ほぼ100%私に回ってくるというわけで。行政とか行政の外郭団体が多いので、毎年決まった時期に決まったものがやってきます。で、毎年仕様書は同じ。つまり相手の要望は同じなのです。なのに毎年まったく違った感じの企画を出さなければならないこの辛さ。他の競合している会社の企画書を一度拝見してみたいくらい・・・。みんな一体どうやってこれを乗り切っているのか?しかも「こんなんどーすか!」なんて新しいことを出した日には「前例がない」の一言で片付けられてしまうんですね。つまり「仕事を取るつもりがあるなら、己の欲望は抑えろ」ということ。つまんないですね〜ハッキリ言って。あ〜つまんない!
で、つまらないとやっぱりやる気って出ないもので。それを一人でやっているというのもどーも刺激がなくっていけません。どうせやるなら面白いこと企画したいんですよ。で、私勇気を振り絞って編プロの社長に申し上げてみました。
「企画の仕事、もう何も出てきませんよ、私の頭からは」と。あ、もちろん世間話の一環として。そしたらばですよ、社長は言いました。「何言ってるんですか。出てきますよ」と。
あの〜意味がわからないんですが・・・。私が出ないと言っているのに、なぜあんたが出ると言い切る?「難しいこと考えちゃだめですよ。適当でいいんですよ。適当に。もう向こうが気に入るようなものはわかってるんだから、キャラクターの猫を犬に変えるとか、虎に変えるとかそんなもんでいいんですよ」。馬鹿にされているのか、励まされているのか?そーいうのが嫌だから遠まわしに「やりたくないな〜」ってことを言おうとしていたんですが。だってかれこれそんなの8年くらいやってますよぉ。「適当でいいんだから出来るでしょ」と来られたらもう二の句が告げないじゃないの。だったら誰でも作れるんじゃないかな〜なんて思ったりもしたんですけど。「面白い企画10本出せって言ってるわけじゃないんだから。つまんないの1本出せばいいんだから楽でしょ?」と来た。もう、何も言うまい。
因みにそこの編プロの企画関係が全部私のところへ来るようになったのは、それをやっていた人々が皆嫌気がさして逃亡した所為。畜生、逃げそこなった。