新 お気楽日記

日常を徒然なるままに。

やがて来る日のために

考えさせられますよね、こういうドラマは。基本的に私「テレビは娯楽!」って決め付けているので、普段はあんまり見ないんです。こういうドラマ。別に嫌いなわけじゃないんですけど、そのたびに気持ちが浮き沈みしてしまうので、あまり積極的には見ないです。
堺さんってば眼鏡が似合うわね〜。でも眼鏡かけてるとその美しさはあんまり露出しない気がします。だからああいう役どころだと、かえっていいかもしれないですね。でも若い開業したばかりの先生っていう役どころはなかなか良かったかも。「大学病院にいた→妻の親が出資してくれて開業→でも患者さん来ない→それをのほほんと口にできる」という図式が結構良かった。特別なポリシーとか、金儲けしてやるべ、とかいうのがないんですね。案外そういうものかもしれないな〜なんて。きっと若いお医者さんもこういう体験をたくさんして、その中で医者の役割とか自分の心のあり方とか確立されていくのでしょうね。
個人的には高校生の女の子の話(エンジンにもでてる子だよね〜)が良かったわ!と言いたいところですが、案外と奥さんが口を利かなくなったおじいちゃんのお話の方が胸に迫りました。高校生の女の子の話はお母さんの方に気持ちが行っちゃったんですよ。やっぱりまだチビだけど子供を持ったせいですかねえ。あの複雑な胸中が不思議と迫ってきました。で、おじいちゃんのお話の方はそれはそれで「人が死ぬことでほっとしてしまう自分」というのに戸惑い、葛藤している奥さんがなんともリアルな気がして。なんででしょうね?そういう体験をしたことがあるわけじゃないんです。だけど妙にリアルに感じてしまって。やっぱりそういう心の「キレイ」じゃないとされる部分が出ているせいかな。何かをきっかけに、自分でも目を背けていた心の一部分に気づいてしまうことってありますね。そういうことで凄く自己嫌悪に陥ったりとか、それでも認めたくないと思ってしまったりとか・・・。そういうのがごく当たり前のように描かれていたのがリアルだったのかしら?しかもおじいちゃんもそれに気づいてたし。ああ夫婦ってそんなところあるなあとも思うし。夫婦だからこそ他人以上に口に出さないこととか、わかってて知らんぷりすることってあるしね。
それやこれやいろいろ考えてしまうドラマはいいんだけど、感想は書きにくいわ!いくら堺さんが出ていても!