新 お気楽日記

日常を徒然なるままに。

戦闘妖精雪風

戦闘妖精雪風の原作本をやっと読みました。このところ時代物ばかり読んでいたので、いいですね〜なんか新鮮。先にOVAを観てしまったので、どうかな?と思っていましたが、すっごい面白かった。原作ファンの方はOVAを「違う」と言うようですが(我が夫がその代表)私はそうは思わなかったですね。この原作をああいうふうに処理したのかと考えると、すごい作り手の巧みさを感じたんですけど。
とは言っても実はグッドラックはまだなので、それを読まないと総括的な部分はなんともいえないですね。OVAの最終巻もまだなので、先にグッドラックを読んでしまおうと思います。
読み始めたら早かった!細かい戦闘機の性能描写とか、戦術描写とかはさすがにちんぷんかんぷんなのですが、そういうマニアックな部分に終始しないのがいい。その闘いの意味そのものに対する疑問や不安、冷徹と言われる人間の人間的部分。地球というスケールでの物事の見方とかすごくリアリティがあると思いました。根本的な設定の部分がSFなわけで、その上に乗っかっているストーリーはものすごくリアリティがある。そこが面白い。設定がきっちり飲み込めたら、もうあとはどっぷり入れました。これはありえない話ではないなと。
文章も軽妙だし、用語以外は平易な表現が多くて、私のような鈍くさい凡人には大変ありがたい(笑)
とっととグッドラックを読んで、OVA最終巻を待ちましょう。

戦闘妖精・雪風(改) (ハヤカワ文庫JA)

戦闘妖精・雪風(改) (ハヤカワ文庫JA)