新 お気楽日記

日常を徒然なるままに。

名前って何さ?

ここからが本題。
ブログをはじめるにあたり、登録しなくちゃいけないじゃないですか。で、いつもこういう時に思うのは、ハンドルネームのわずらわしさ。だいたい何かのIDとか取ろうと思っても「その名前は他の人が使っています」でしょ。そりゃ、同一名の人がいては都合が悪いのはよーくわかるのだけど、これって不便です。
例えば今回も私が小説を書くとき、およびサイトの管理人として使っている名前は駄目でした。微妙にバリエーションをきかしてみましたがそれも駄目。あまりに違う名前にしてしまったら誰だかわからなくなってしまうじゃないですか!少なくとも私のサイトを訪れてくれる人にとってはそれが私の名前なので、あまりにもかけ離れたものにはできないので、思い切ってサイト名で登録。
あー不便。あっちではこの名前、こっちではこの名前。なんてことに!
早いもの勝ちなんですよね。こういうのって。
でも名前って早いもの勝ちでいいのかい?本名だって同姓同名なんているじゃん。名前は記号じゃないのだよ。意味があったりするんだよ。んなのに他の人が使ってるからって拒絶されると悲しい気持ちになりますね。
いや、同一ハンドルネームがいてはまずいっつーのはちゃんと理解できるんだけどさ。

因みに私の場合、本名もちょっと面倒なことになってます。
というのも私が生まれたとき、父が届けたらしいのですが、どうやらその時役所の人が漢字を間違えて書いてくれたようです。父もそんなことには気が付かず、そのまま書類は提出された。
微妙な違いなんですよ。父も気づかなかったくらいですから。でも、そんな字は世の中に存在しないのです。私は幼い頃から教えられていた本来の正しい字を使い続けてましたが。それが違っていることが発覚したのはなんと大学受験のとき。高校の先生に呼び出され、私の書いた願書と戸籍謄本が違ってると。細かいこと言うんじゃねーよと思いましたが、そんなことで落とされてもなんなので、戸籍謄本の字で書き直しました。
生まれて初めて書きましたよ。自分の本当の名前。

でもそれ以来一度も書いてないけどね。
だって、私の名前は両親が「こっちだ」と言ったほうなんですから。そんな役所の人の間違えた字を名乗る必要まったくないでしょ。婚姻届とかも何の問題もなく受理されたしさ。
そういう意味では所詮記号化されたものなのかもね。役所に文句言って訂正させても言いのだろうけれど、それが必要になるのは次は私が死んだときくらいかな?なんて思ったりしてほったらかしです。所詮役所。
でも夫の母はそんな事実も知らないはずなのに、その間違った字で私に手紙をくれます。昔の人が間違えやすかった書き方みたいですね。

考えても見れば、幕末の皆様も随分漢字については適当だったみたいだし、次々と変名していっぱい名前を持っている人もいるし。そのつけ方も意味があるのかないのか?という感じだったりするし。斎藤一もその一人ですよね。
そんなことも考えながら、自分の名前についてはもう別にいいやと、寛大な気持ちで受け流しますが、でも名前を軽んじる考え方とかやり方にはちょっと不快感が。
すいませんね。わがままで。
なんか愛情がない機械的な感じが寂しいなーと思ったわけです。