新 お気楽日記

日常を徒然なるままに。

北海道旅行その3




決して食べてばかりいたわけではない北海道。
小樽ではごく普通にお買い物を楽しみ、運河を散策し、帯広では気球に乗ったりヒグマを見に行ったり。
そうそう!ヒグマって大きくて獰猛なところがあるのは当然なんですが、見た目がものすごーくかわいいんですね!あれ?これってぬいぐるみ?って言うくらいつぶらな瞳で、前足が内股(笑)。
小さなドッグフードみたいな餌をおやつにしていて、これを一粒ずつ必死に食べている姿の健気さったら!もう思わず「た〜んとお食べ!」と、山盛りにして口に入れてあげたくなってしまいます(笑)。池のようなところもあって、そこにはニジマスがいるんだけども、小さくてすばしっこいニジマスを捕まえることができないでいるらしい(笑)。なんでもGWにプレゼントしてあげたニジマスなんですって。なのに未だにしっかり生き延びているニジマス!クマにも負けないニジマスを讃えるべきか、捕まえることのできないクマを叱咤激励すべきか(笑)。その池、数日前の雨で若干水かさが増してしまったらしく、水面に浮かぶドッグフード風おやつを食べるんだけど、なんとクマさんたち水中つま先立ち(笑)。耳が濡れるの嫌がるんですって…。必死の内股つま先立ちがまた健気でかわいくてねえ。ま、安全が確保されてるからこそ「かわいい〜」と言っていられるんですけどもね。あまりのかわいさに、子供たちにねだられたクマのぬいぐるみ…帰りに売店で買ってあげてしまった…(汗)。普段は「もうぬいぐるみ増やしちゃダメ!」って言ってるのに…口ほどにもない私です。
十勝川の河川敷で乗った気球も良かったです。綱に繋がれたまま30メートルほど上空に上がるだけなんですけど、なんとも言えない爽快感!遠くの景色を見ているぶんには「良い眺めね」という程度なのだけど、真下を覗くと足元に何もない独特の感じに高さを実感。妙に気持ち良かった〜。因みに乗り降りは自力でカゴの縁をまたがなくちゃいけません。子供たちはヒョイヒョイですが、私は少々無様な姿でドスンと乗り込みました(汗)。それを見ていた五十肩を悪化させている我が母。「手で支えられないから無理だわ」と諦め気味だったんですが、結局我が夫にお尻をグイグイ押され無事乗ることができました。微笑ましく見守りながらも、30年後の自分を思い、とりあえずソコソコはスリムでいようと心に誓いました。


最終日。最高の盛り上がりを見せる筈だった阿寒湖は、寂れかけた昭和の観光地の雰囲気は否めず。でもそれはそれで大人にとってはなんとなく懐かしい風景なんですよね。何より遊覧船の中で繰り返し流れるアイヌの悲恋(思い合う若い二人が引き裂かれ、結局湖に身を沈めたというお話)を歌った「マリモの歌」が悲しくて悲しくて。大人はそれなりに「うわ〜なんか昭和のカホリ」とタイムスリップしたかのように笑っていたんですが、あまりの悲しい歌に子供たちはだんだんションボリ(笑)。その後流れた霧の摩周湖もああいうところで聞くとむちゃくちゃ哀愁が漂います。
そして、この旅行。終始ご機嫌だった私がついにキレそうになったのもこの遊覧船の中。どこぞのクソガキ女子二人(失礼〜)が、とにかく走り回る!でんぐり返しする!座席の上を乗り越える障害物レースを繰り広げる!デッキの階段登ったり降りたりドタドタドタドタ!んでもって当然ギャーギャー騒ぎまくる!大喧嘩始める!ゴミは撒き散らかす!当然親は知らん顔。おじいちゃんおばあちゃんも知らん顔!てか大人も座席をどーんと占拠してガーガー寝る始末。何しにきたんだ!何故遊覧船に乗ってるんだ!阿寒湖の雄大な景色を見ろ!大自然を感じろ!アイヌの悲恋を噛みしめろ!昭和のノスタルジーに浸れ(違)!と、一人イライラしていた私(イラチですまん)。さすがの娘たちもその子たちの暴挙にはビックリしていたらしく苦い表情で私をみつめてきましたが、
「あのクソガキ!暴れた拍子に窓から飛び出て湖に落ちてしまえ!今度走ってきたら足引っ掛けてやろうか!桟橋でつきとばしてやろうか!」
と呟く私に
「ママ!やめて!堪えて!我慢して!気にしなければいいんだよ」
と小声で必死に訴えてきたのは次女。
次女、いつのまにそんな大人になった…(遠い目)。いやだわ、冗談にきまってるじゃないの!ホホホ♪
いや〜愉快な旅のシメでございました。