新 お気楽日記

日常を徒然なるままに。

プチ救援物資

今日から千葉県庁でも個人からの救援物資を受け付けるようになったと、朝のBay-FMで言っていました。

東北地方太平洋沖地震に係る個人からの救援物資の受付について

品目を限っての受け付けなので、どの程度持ち込めるものかと思いましたが、家中から掻き集めてこれくらい。「こんなものも必要なのか」と目からウロコだったのはコンタクトケースや洗浄液。確かにこれはないと困るだろうなあ…メガネやコンタクトがなかったら私も何も見えないし。でも、そういうものならうちにも買い置きがある♪というわけで、1本だけ残してあとは全部出しました。ラップも今使いかけのものを残して全部。生理用品も開封していないものは全部。
正直なところ「出しちゃって自分が足りなく(買えなく)なったらどうしよう」って一瞬考えました。でも、多分もう少しすればこのあたりならなんでも流通する筈だし、お水も電気もガスも通っているから平気!と考え方を切り替えて未開封の物はどんどん出すことに。だってラップがなければタッパーに仕舞えばいいし、洗浄液足らなくなったらメガネで過ごせばいいし。変な話ですが、生理用品だって家で過ごし毎日お風呂に入れる私のような主婦はそんなに神経質にならなくても大丈夫な筈。てなわけでケチケチせずにドーンと…って言う割にはこんな量しかなく(汗)。日ごろからあまり買い置きをしないタイプなので、いざと言う時に役立たずです(涙)。

似たようなタイプの実家じゃ、やっぱりあまりモノは出てこないんだろうなーと思ったけれども、母にも声をかけたところ、年寄りらしくカイロ1箱とお水3箱が出てきました。実家が日ごろから災害時用にと買い置きしていたお水です。災害時用なら寧ろ今が本当に使い時じゃん!てなことで(いや、もちろん母は自分が被災した時用のつもりでしたけど)、午後からはそれらを車に積んで早速県庁へお届け。
ボランティアの方がとても丁寧に対応してくださり、子供たちも連れて行っていたら「ありがとうね」と、帰りがけにわざわざ声を掛けてくださいました。思わず、こちらこそよろしくお願いしますと頭を下げて帰ってきました。


帰宅した後、次女が「あのカイロ役立つといいなあ」って、しみじみ言っていたのが印象的でした。何しろ「可愛いから使わない!」と言って大事にしていた(←使わなけりゃ意味なしだけどー)メゾピアノ柄のカイロ(写真手前左側)を、無理矢理放出ですもん(笑)。こう見えて(?)普段は割と聞きわけの良い子なのです。それが珍しく、あげたくなくて黙り込んでいたんです。でもここは甘やかすところじゃない!と思い、「お家がなくなって寒くて辛いときに、こんな可愛いカイロ貰ったら嬉しいでしょう?」てな説明をして強引に段ボールに詰めさせました。一応文句は言わなかったけど、それは「文句言ったらママが凄く怒る」というのを察知していたんだと思います。実際到着するまでは、まだ踏ん切りがつかなくてぐずぐずしていました。でも、ボランティアビブスをつけたおじさんに「ありがとうね」って面と向かって御礼を言われたら凄〜く嬉しくなってしまったんですって(笑)。「ありがとうって言われただけでも嬉しいね。役立ったらもっと嬉しいね」って。次女!あんた意外と泣かせること言うねえ(笑)!その気持ち、一生忘れないでおくれ…。


震災は辛いことだし、できることならこんなことに遭遇したくなかったというのは誰でも思うことでしょう。でも小さいころに大変な災害があって、自分も少しは役立つことができたと思えたら、きっと大人になったときに何かが違ってくるんじゃないかな?と思います。これは子供の心が成長するための、かけがえのない機会だと思いました。本末転倒かもしれないけれども、被災地の方にも、ボランティアの方にも、行政の方にも母親としてありがとうと伝えたいです。
今日、被災地の卒業式をテレビで見ました。あの子供たちは、きっとこの経験を乗り越えて素晴らしい大人になると思う。その頃、本当に穏やかで活気あふれる元気な日本でありますように。そのために大人は今本気で一生懸命頑張らなくちゃいけないなと、身に染みた一日になりました。