新 お気楽日記

日常を徒然なるままに。

群青

群青 (shogakukan paperbacks)

群青 (shogakukan paperbacks)

この人の書く小説はこのところ結構気に入っているんだけれども、今回はこれはどうだったかなあ〜と、ちょっと消化不良気味。描写はいつもどおり過不足がない感じでいいのだけれども、ストーリーそのものが「うーむ。これでいいのか」という感じ。悪くない。決して悪くないのだけど、特に良くもなく。
来年公開される映画のノベライズなわけなんだけど、それによってストーリーが制約されたような物足りなさがあるみたい。同じテーマで同じ話で、でももっと自由にオチつけちゃっていいよ!って言ったらきっともっと抉った話になったんじゃないだろうか?と、思ったりします。映画がどういう展開なのか知らないけれども…。
なんか勿体ない気分。