とけるとろける
- 作者: 唯川恵
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2008/03
- メディア: 単行本
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内容はタイトル通り、女性がとけたりとろけたりするんですが(←なんつー説明だ)、なんか読んでる方は別にとけもしなければとろけもしないという(←さらになんつー説明)。私の想像力が足りないのか…。
9編の短編が収められていますが、なんとなく全体に普通。主婦が「構ってもらえない」「無関心になられている」もしくは「不満はないし幸せだけど、でも別の世界を知ってしまった」みたいな感じで、無理矢理エッチな方向に存在意義を求めてしまう話が多くて食傷気味。
女性が書いているのにその浮ついた言葉遣いはなんじゃ?と。いや、世の中の主婦の皆さんはああいう言葉で話してらっしゃるんでしょうかねー。私の方がズレている可能性も高いので、一概には言えませんが。あ、あと何故か最終的に殺意を抱く話も複数で、なんかしっくりこない。
嫌な印象もなければぐっとくることもなかったので、なんとなく存在感のない一冊になってしまいました。