伊庭征西日記

征西日記を調べようと思って検索しているとことごとくひっかかってくる本。マンガだしなーと素通り決め込んでいたんですが、あんまりにもひっかかってくるので結局買って読んでる（笑）。

伊庭征西日記―徳川直参の生き様と明治維新 (SPコミックス)

イバハチの生き様をマンガにしようとして単行本１冊は短すぎる。最初からこの長さでと決まっていればまた違う展開もあるでしょうけれども、なんとなーく大人の事情が見え隠れ…の割にはおいしいところだけぽんぽんとよくまとまっている。って、褒めているのか貶しているのか（笑）。
かなり男クサイ武骨な感じのイバハチさんになってます。ちょろっと出てくる新選組が所謂誰彼かまわずぶった斬るタイプに描かれていて、ちょっとツボでした。良い悪いじゃなく、作品によっていろんな方向から描かれていたほうが面白いから。何気に近藤さんいいキャラになってるんですよ〜。裏表のある（笑）、器のでかそうな人。
最期ははっきり描いてないですが、諸説の中から推察するなら服毒が選択されている感じかな。いや、それもなかったと読み取ることもできますね。きっと描きたいエピソードいっぱいあっただろうなあ…。