新 お気楽日記

日常を徒然なるままに。

やる気は大事

気の重くなるような仕事がまたまた舞い込んで来ました。冷静に考えると半分くらいは気乗りのしないもの。でも気が乗らない原因はイロイロで、内容がつまらないとか、作業が尋常じゃなく大変とか、自分の頭が回らなくて進まないとか、そういうのは一応プロなのでグチグチ言いながらも「これで飯食ってんだ!」と自分に喝を入れて乗り切るわけです。しかし、担当者の態度が悪いとか、約束を守らないとか、その場しのぎの嘘を言うなんてのが原因になるとこれほどテンションの下がる事態もないわけで…。つまりやる気のない人と仕事するのは本当にしんどいなと。担当編集者や編集長の姿勢ってとっても重要ね。


他の業界できちんと働いたことがないから一概には言えないけれど、なんかそういう品位に欠ける状況が多いように思うよ、出版界。故に出版物(社)なぞ容易には信じたくない。というより、信じるに値するものかどうかをまず見極めたくなる…内容はそれから。
デザインとか、写真とか、文字量あわせの部分とか、細かいところできちんとしたポリシーがあって、気を使っていることが見える出版物には安心する。少なくとも作り手が細かなところまで目を配っている=愛情を持っていると感じることができるから。別にそれが上品な作りかどうか?という意味ではなく、例えば下品に作るならちゃんと隅々までポリシー持って下品に作っているかどうか?
私の場合書いた原稿は基本的に納品したら煮るなり焼くなり好きにしてください…というスタンスなんですが、その原稿のいじり方で編集者のレベルも知れてしまう。カットするのも、書き直すのもご自由に…ではありますが、直し方次第ではとんでもないモノになるわけで。実は書きあがった文章に他人が手を入れると言うのは、一から書くより物凄く難しい作業。自分が書いたものじゃなくてもときどきそういうの見かけますね。明らかに他人の手が入っておかしくなった文章。後から誰かが横槍を入れたがために崩れたレイアウト。
読み手は案外そういうところで敏感にカラーを嗅ぎとるもの。編集者は相当気合入れて仕上げていかないと、出版物は売れない。


閑話休題
そんなわけで「取材相手が何考えているのか全然わからないんですよ〜。きっと何も考えていないんでしょう」と公言しつつ取材に同行しようとしない(さては逃げているな!)担当編集者にイライラしている本日。「行けばなんとかなるでしょう〜。よろしくー」だって。なんとかなるわけねえだろっ!
ああん!もう!気が重いったらっ!
しかし上手く仕事が回っていて楽しい時は、まったくブログネタにする気が起きないもんですな。故に愚痴ばっか。